「ブラタモリ」で野口葵衣アナが口にした、民放バラエティ流の意外すぎる言葉とは!

 よもやNHKのアナウンサーがそんな言葉を口にするなんて…。驚いた視聴者も多かったことだろう。

 9月9日放送の「ブラタモリ」(NHK)では新潟県の燕市と三条市を訪問。上越新幹線の「燕三条駅」や北陸自動車道の「三条燕IC」というネーミングに象徴される、両市のライバル関係がテーマとなっていた。

 同番組でタモリのアシスタントを務める野口葵衣アナは新潟市の出身で、ロケ中には越後平野の広々とした風景に「懐かしい」との言葉も。小学生の時は自宅の前に水田が広がっており、あぜ道を通って通学していたとのエピソードも披露していた。

 そんな野口アナが地元ならではのリラックスした雰囲気だからなのか、それとも燕と三条のライバル関係があまりにもピリピリしていたからなのか、NHKの番組では普通あり得ないはずの言葉を口にしていたというのだ。

「番組の冒頭では両市の関係者が三条燕ICの名称を巡って言い争う場面が。その様子にタモリは苦笑いし、野口アナは『バチバチしている』と笑顔ながらも少しおびえた様子でした。するとここで野口アナが『カンペによりますとですね…まずはなぜモノづくりの街が生まれたのかを見ていきましょう』と発言。この言葉に視聴者が驚いていたのです」(テレビ誌ライター)

 民放のバラエティ番組ではおなじみの「カンペによりますと」との言葉だが、果たしてNHKの番組で聞いたことがあるだろうか。しかも芸人などの出演者ならともかく、まさか局アナから「カンペ」という言葉が口を突いて出てきたこと自体、驚きというものだ。

 ちなみに「カンペ」とは、出演者に対する指示を書き込んだ紙のこと。テレビの制作現場ではたいてい、スケッチブックをカンペとして使用しており、民放バラエティではカンペそのものを映し出す演出も珍しくない。

 一方でNHKではそういった制作の裏側を視聴者に見せることはほぼ皆無。アナウンサーも自分がカンペから指示をもらっていることを明かす場面はまず見られないものだ。それゆえ野口アナが「カンペ」に言及したこと自体が驚きだったと言えるだろう。

「これがスタジオ収録の番組だったら撮り直しになっていたかもしれません。しかし『ブラタモリ』はロケ番組ですし、この場面では燕市と三条市の関係者同士がバチバチしている雰囲気を重視していたのでしょう。そんな状況ゆえに飛び出した貴重な言葉だったと言えるのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

 そんな野口アナの言葉に<NHKでもカンペって言うんだ>と感心した視聴者もいたのではないだろうか。

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