「毎日の掃除をできるだけ手間なく済ませたいけれど、やることが多くてまったくラクにならない……」と感じたら、次のようなことを意識してみるのがオススメですよ。
■リビングにできるだけモノを置かない
床にモノが散乱していれば掃除前の準備に手間がかかりますし、収納家具があればあるほど収納の手間がかかります。リビングには必要最低限のもののみを配置するようにして、片付けや掃除の手間を大幅カットしましょう。どこに何があるかを、見たらすぐに分かる配置にすると、片付けにも迷わず家事に時間をかけずに済みますよ。
■洗濯物をたたまない仕組みづくりを
「洗濯物をたたんだりしまったりする作業が面倒!」という場合は、洗濯物をたたまなくていい収納の工夫をしましょう。服の収納場所をタンスにしないで広いハンガーラックにすれば、Tシャツもズボンもハンガーにかけたまま収納できますよ。ハンガーにかけて乾かしたらそのままラックへと、導線を1つに集約することで片付けの手間を大幅にカットすることができます。また、ハンガーにかけずに乾かしたものはボックスにそのまま入れるだけにすると、たたむ作業をなくすことができます。
■排水溝掃除はこまめに行う
水回りは、掃除をサボればサボるほど汚れが頑固になって処理が大変になります。汚れてくるとやる気も減退しやすいので、トイレや洗面所、キッチンシンクだけは、毎日数分の時間を確保してサッと掃除してしまうのがよいでしょう。汚れが少なければすぐに終わるため、こまめに掃除すればするほど1回の掃除の手間が省けますよ。
毎日の生活に不可欠なことで時短ができることはないか。それをテーマにして普段の暮らしを振り返りながら作戦を立てていくと、より少ない労力で快適に暮らすヒントがみえてきます。ご自身にとっての心地よさを最大限に尊重するためにできることを思い浮かべながら、活用できそうなことを選んで取り入れてみてくださいね。
(Nao Kiyota)