赤楚衛二主演ドラマ「こっち向いてよ向井くん」(日本テレビ系)が9月13日に最終回を迎え、世帯平均視聴率は5.5%、全話平均は4.98%という結果となった。
原作は、2020年7月号から「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載中のねむようこ氏による同名漫画。
大まかなあらすじを振り返っておくと、赤楚扮する向井悟は実家暮らしの会社員。10年前に藤堂美和子(生田絵梨花)にフラれたが、ずっと未練を引きずっていた。しかし、30歳を過ぎて結婚を考えるように。実家には、母・公子(財前直見)と妹の麻美(藤原さくら)、その夫でカレー店の店主・武田元気(岡山天音)がいる。悟は、元気の店で知り合った客の坂井戸洸稀(波瑠)と妙に話が合い、恋愛相談を持ちかけるようになる。恋愛に不器用で迷走するアラサーたちが織りなすラブストーリーだ。
視聴者の感想としては「向井くんの将来が明るく見えた終わり方でよかった」「恋愛中や婚活中うまくいかなくて落ち込むけど、それでも日々を過ごしていかなきゃいけない。そういうところが丁寧に描かれていて、でも重くなく、考えさせられる、なかなかないいいドラマだった」「原作はまだ完結してないから、どうなるかわからないけど、向井くんには幸せになってほしい」など、概ね高評価だった。
「今作は、『君を守りたい』というセリフが個々で受け取り方が違うことや、結婚制度に対する問題を投げかけていました。視聴者がリアルタイムでドラマを観ながら意見を交わすサイトではたびたび論争になり、恋愛だけでなく、他人との付き合い方、気持ちの表現の仕方などのバイブルとなる内容でした」(テレビ誌ライター)
坂井戸に告白するも、結論には達しなかった今作。スペシャルを望む声も上がっている。