美容健康のカギは自律神経!医療現場も注目のリラックス成分「CBD」の効果とは

 今、巷で話題のCBD。耳にしたことはありますか?

 CBDは2つの理由で話題になっています。

 何がすごいかというとまずは、CBDは大麻草の茎から採れているということ。驚かれる方も多いと思いますが、みなさんの認識するいわゆる違法薬物とされているのは葉っぱの部分に含まれるTHCという成分。茎と種はTHCを含まず、日本でも食品と化粧品で許可され活用されています。

 厚生労働省が認可した原料だけが使われているので市場に出回っているものは安全なものです。薬物チェックでもっとも厳しいアスリートのドーピングチェックでもCBDはOKとなっています。

 そして話題になる2つめの理由は、その優れた効用です。世界各国でメディカルハーブとして活用されてきたCBDは、自律神経の調節機能や、優れた抗炎症効果で医療現場でも大活躍しています。自律神経の乱れで感じるトラブルの筆頭がメンタルと睡眠ですが、睡眠の質を気にされる方を筆頭に、コロナ禍でストレスフルな毎日に、CBDを取り入れてみた!という方がとても増えました。

 実際にCBDをクリニックでも活用している銀座みやこクリニック濱元誠栄院長によると、「CBDには自律神経を整える作用があります。自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキのような役割をしており、両者がバランスよく働くことで、体の状態を良いコンディションに保つことができます。ストレス社会の現代では、自律神経のバランスが乱れている人が多いのですが、CBDはそれを整えてくれます。自律神経以外でも、CBDはホルモンバランスの乱れや免疫系を整え、体のホメオスタシス(恒常性)が保つ働きがあります。例えば、女性ホルモンのバランスによる月経前症候群(PMS)や更年期障害などにも使用できます。また、CBDには抗炎症・鎮痛効果があり、海外では怪我や痛みを抱えているアスリートに人気があります。使用目的としては、不眠やリラックスが最も多いのですが、眠気という副作用があるので(笑)、はじめて使用する際には日中ではなく、寝る前に使用するのがオススメです。」

 自律神経は体内時計とも呼ばれ、内臓機能や脳など全身の器官の調整・伝達役をしているので乱れてしまうとあちこちに不調がでてしまいます。自分で自律神経を整えるのはなかなか難しいので、こういったアイテムに頼ってみるのもおすすめです。

(安藤恵美)

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