10月31日放送の「SMAP×SMAP」（フジテレビ系）に松任谷由実が10年ぶりに出演。解散間近のSMAPと歌のコーナーで共演した。ユーミンは同局の連続ドラマ「Chef～三ツ星の給食～」の主題歌「Smile for me」と、ヒット曲「守ってあげたい」を一緒に歌い上げた。
その後、自身のツイッターで感想を6回つぶやいたところ、SMAPファンから続々とメッセージが寄せられたのだ。
「松任谷は11月2日発売のアルバム『宇宙図書館』の宣伝のために出演し、持ち歌をデュエットしただけのことなんですが、ファンはそう受け取らなかった。『守ってあげたい』の『あなたを苦しめるすべてのことから』など、フレーズの一つ一つがSMAPの置かれた状況と一致していると指摘。木村拓哉が一番好きなユーミンの曲ということもあって、特別な感情が沸き起こったようです」（芸能ライター）
2万を超える「いいね！」がついたのは、「そして私は、一人一人に手紙を書いて、楽屋に置いた。（いつかSMAPとして、みんなが笑って会えるように、もっともっと大きなひとになって、思い出の欠片いっこもなくさないようにしてね）って」というつぶやきに対して。解散発表以降、腫れ物に触るような扱いを受けている5人に以前と変わらぬ優しさで接し、激励の手紙を届けたという行為にファンがぐっときたのだろう。どのつぶやきにも「思わず泣いた」「号泣した」「泣きながら見た」というコメントが寄せられた。
「松任谷は11月18日から来年9月22日まで42都市で80回のコンサートツアーを行います。これは自己最長、最多本数のロングランツアーになる。御年62歳、1972年デビューのユーミンには、同世代のオールドファンが多い。最近では声が続かない、高音が出ないことから集客に苦労していました。今回のSMAPとのコラボで『守ってあげたい』がSMAP応援歌に昇格。一緒に歌いたいとコンサートに駆けつけるSMAPファンが続出しそうです」（音楽ライター）
SMAPファンといえば、代表曲「世界に一つだけの花」購入を呼び掛けて累積売上枚数約290万のロングベストセラーに仕立て上げ、「SMAPの存続と活動継続を願う直筆署名運動」で10万筆を集め、11月1～3日の新聞各紙の広告欄に応援メッセージを大量投稿するなど、行動するファン気質でおなじみ。ユーミンに神風が吹くか、見ものだ。
（塩勢知央）
