「友人として悲しい」。フリーアナ・有働由美子が、会見での「指名NGリスト」を巡り、矢面に立たされる新会社で副社長となる元V6・井ノ原快彦について、そう言及している。
ジャニーズ事務所は10月2日開催の会見で、特定の記者に質問をさせないようにする「指名NGリスト」が準備されていたことが発覚。これは会見の運営を任されたコンサルティング会社が作成したもので、ジャニーズ側、特に井ノ原はそのリストに反対していたというが、結果的にそこに記載された数名の記者は最後まで指名されることなく終わっている。
また、会見中、いつまでも質問の権利を得られない記者から怒号が飛び交った際には、井ノ原は「落ち着きましょう」「こういった会見は全国で放送されて、子供も見てますから」などと要請。これには「事前にNGリストの存在を把握していた人がよく上から注意できるね」との苦言も出ている。
中には、井ノ原の好感度が大きく下がったと報じるメディアもあるが、こうした現状について、有働は自身のスレッズから「友人として、私が知っているいのっちは、優しくて、その場にいる人みんなの立場を感じ取って、自分を犠牲にしてでも立ち回る人。そんな姿を毎日隣で見ていた。NGリストが出てきて彼のそんな誠意まで疑われるのは、友人として悲しい」と綴った。
「有働は2010年から8年間、井ノ原とNHK『あさイチ』でともに司会を任されていた繋がりがあり、彼の誠意ある行動や人望の厚さを伝えたかったのでしょう。また、今回の『NGリスト』にまつわる報道でも、東山紀之社長ではなく、井ノ原が『なんですか?これ』『ちゃんと当てないとダメですよ』などと指摘したといい、その点を評価する人もいます。しかし、実際の会見では、NGリストの記者数名に質問の権利が与えられなかったことから、井ノ原の言葉は無意味に終わってしまいました。よって、彼への思いを発信した有働に対しては『いくら会議室で良い言葉を吐いたとしても、コンサル会社がNGリストを運用してしまった結果が全て』『有働さんはニュース番組の司会者です。こういうコメントを出すと、公正な報道ができるのか疑問』『その場にいる皆の立場を感じ取れるなら、会見に参加したのにNGにされた記者のことも考えるべきでは?』などの反論が集まっています」(テレビ誌ライター)
こうした声に応える意味でも有働はキャスターを務める「news zero」(日本テレビ系)で、改めて厳しい姿勢でこの問題を報じていくべきではないか。