そのニュースにどう反応するのかが、見極められているようだ。
楽曲「オトナブルー」の大ヒットで人気知名度ともに急上昇している「新しい学校のリーダーズ」が、さらなる高みを目指すようだ。10月10日付のスポニチアネックスでは、同グループが大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」にて初出場歌手としてリストアップされていることが分かったと報道。ファンの間で期待が高まっている。
SUZUKA・MIZYU・KANON・RINによる4人組ダンスボーカルユニットの「新しい学校のリーダーズ」は、最近になって急に出てきたと思われがちだが、実は2015年の結成で今年が活動8年目。2017年には早くも1stシングルをリリースしており、昨年8月にはアメリカでもワンマンライブを開催するなど海外でも人気が高い。
人気曲の「オトナブルー」も2020年5月に配信リリースされており、早3年以上も前の楽曲だ。ただテレビ出演で目立つようになったのが今年になってからであり、一般層には「最近、若者に話題のグループ」といった程度の認知なのも事実だろう。
「そんな彼女たちの『紅白初出場の噂』に対し、ネット上では賛否が真っ二つに分かれています。TikTokなどネットで大バズリしていることを知っている層からは、紅白出演を歓迎する声が続出。それに対して彼女たちをポッと出だと思っている層からは《よく知らない人たちばかりが選ばれる》《ジャニーズの空いた枠を埋めるのに必死だな》といった的外れの感想があがっているのです。この違いをおおざっぱに言ってしまえば『世代差』なのかもしれません」(音楽ライター)
若い世代における「新しい学校のリーダーズ」の浸透度は相当なもの。高校生や大学生の世代で彼女たちを知らない若者はほぼ皆無なうえに、多くの若者が「観られるなら観てみたい!」と高い興味を示している。
それに対して情報源がテレビや新聞などのオールドメディアに限られるオジサン世代からは否定的な声ばかりがあがる始末。「オレはネットニュースも見ている」という場合でも、情報源がYahoo!ニュースに限られるような人だとやはり、ネガティブな反応を見せているようだ。
「意外なことに業界内でも、新しい学校のリーダーズに対する評価が低いケースもあります。大型イベントのキャスティングを検討する会議で彼女たちの名前があがったとき、若いスタッフが全員賛成しているの対して、50代の責任者が『そんなに客を呼べないだろう』と主張していたとの話も漏れ伝わっています。オールドメディアを重視する世代ではまだ、新しい学校のリーダーズの人気が実感できていないようですね」(前出・音楽ライター)
8月に千葉で開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」では、多くの観客を沸かせていた新しい学校のリーダーズ。その盛り上がりぶりを見れば彼女たちが音楽好きからも広く受け入れられていることが分かるはずだ。いまやこの4人組の人気ぶりを否定するのがいかにヤバいことなのか、おじさん世代はしっかりと自覚すべきなのかもしれない。