「カロリー摂取量にかなり気を使っているのに、なかなか痩せない……」と悩んでいませんか?
人は食べたもので体が作られ、日々代謝が行われています。必要な栄養素が不足すれば代謝が低下して痩せにくくなってしまいますし、栄養があってもスムーズに消化・吸収して体内で活用されなければ溜まっていく一方です。そのため、ダイエットでは次のような食材の選び方で栄養素を摂り、食べたものを燃やせる体を作ることが大切です。
■消化によいものを選ぶ
ファストフードやインスタント食品、揚げ物や洋菓子などの脂質が多い食事では、消化に時間がかかって胃腸に負担をかけてしまいます。また、量を控えることで摂取カロリーに問題がなくなったとしても、胃腸の機能が低下することで代謝が低下したり冷えや肌荒れに悩まされたりしてしまいます。そのため、脂質が少なくて消化によいものを取るようにしましょう。
■水分が豊富なものを選ぶ
水分は、栄養素を運んだり老廃物を排出したりする重要な役割を担っています。食事や水分補給が不十分なことによって体内の水分が不足すれば、そうした働きが低下して全身の巡りが悪くなってしまいます。パサパサした食べ物だけでなく、水分が豊富な料理を選ぶようにすると、食事で取り入れる水分を増やしやすくなりますよ。
■温かいものを選ぶ
体の冷えは、代謝を低下させる要因のひとつです。なので、毎日冷たいものばかりを取っていると、体内が冷えやすく代謝が低下しやすくなってしまいます。いつもの食事に温かいスープやみそ汁を加えるようにしたり、香辛料やショウガなどで体を温めるようにしたりすると、同じ食事内容でも代謝が高まりやすくなります。
摂取カロリーが同じでも、栄養素や状態が違えば違う形で体に表れていきます。数字ばかりにとらわれずに食べるものを変えてみると、体にいい変化が表れることもあります。さまざまな栄養素を摂取することができる具材を使った体にやさしい食事のダイエットで、ぜひ体質を改善させてくださいね。
(Nao Kiyota)