今回は、「ジャニーズ事務所」改め「SMILE-UP.(スマイルアップ)」の社長に就任した、東山紀之さんについて占ってみたいと思います。社長という、組織の全責任を負う立場に置かれている東山さん。その胸中は、いかなるものなのでしょうか。
今回も、使用するのはホロスコープ。ホロスコープというのは、西洋占星術に欠かせない星の配置図のこと。その人が生まれた瞬間に、どの星がどの場所に位置していたかを見ます。それを分析することにより、その人の性格や人生、意識、好み、価値観、才能、恋愛、仕事等、詳細がわかるとされているのです。また、過去・現在・未来についても占うことができます。では、さっそく東山さんについて分析していきましょう。
東山さんの太陽は、天秤座。つまり、天秤座生まれということになります。天秤座はバランス感覚に優れ、周囲の人の意見を聞いたり、場の空気を読んだりするのが得意なタイプ。一方、周囲に流されやすく、優柔不断になりやすいという側面も持っているのです。そのため肝心な場面で決断を求められても、何とか、かわそうとする傾向が。そんな東山さんですが、知性や言語、コミュニケーションなどを表す水星も天秤座にあります。つまり、優柔不断さに拍車がかかっていると見ることができるのです。記者会見での、あの煮え切らない態度も、天秤座的性質の表れだといえるかもしれません。
しかしながら、感情や好み、感性を表す月は、天秤座と真逆の牡羊座にあります。牡羊座は自己主張が激しく、「オレが、オレが」というタイプ。周囲の思惑など気にせず、自分の主張をガンガンするでしょう。こうした正反対の要素を併せ持つ東山さんは、葛藤が多い人物に思えるのです。つまり、クールな表情の下で激しい感情を持て余し、いら立っているというわけ。そして、追い打ちをかけるのが、獅子座にある火星です。
獅子座は12星座一プライドが高く、みっともない姿を絶対に人に見せたくありません。また、ナンバーワン志向が強く、トップの座を任されると俄然張り切ります。しかしながら、本質が天秤座の東山さん。きっと内心は「トップの座に就いたはいいが、大事なことを決めるのは荷が重い…」と考えているのではないでしょうか。
以上の分析を踏まえると、東山さんとしては社長という立場に就いたこと自体は嬉しく感じつつも、周囲の目を気にしすぎて何もできない…という状況なのでは? それだけでなく、「できれば責任のない立場で、好きにモノが言えるようになりたい」と思っているフシがあります。それでも社長の座に留まり続けるとしたら、それは執着心のためというよりも、自分が叩かれ役に甘んじることで、平和が保たれるから…との見解が働いているのかもしれません。なぜなら、天秤座は、平和を何よりも愛する星座でもあるからです。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。