視聴率好調なドラマが多い今期、石原さとみの「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)と、新垣結衣の「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)のライバル関係が注目されている。5話終了時点での視聴率対決は校閲ガールの2勝3敗と拮抗しているが、直近では2話続けて13%台の「逃げ恥」に対し、「校閲ガール」は11%台に留まっており、明暗が分かれつつある。その理由は決して「石原vs新垣」の女優対決ではないと、テレビ誌のライターは指摘する。
「注目すべきはむしろ、菅田将暉vs星野源の、男性対決です。ドラマを支える女性視聴者にとって、どんなイケメンが出演しているかは重要ですからね。いずれも人気の二人ですが、どうやら菅田のほうはあまり視聴率に貢献できていないようなのです。『本当にイケメンなの?』と噂される微妙なルックスが、女性の心を捉えきれないのかもしれません」
そんな二人の持つ数字を比べると、たしかに菅田の劣勢が見えてくる。直近のドラマでは、星野が平均10%超えの「コウノドリ」(TBS系)に出演していたのに対し、菅田の「ラヴソング」(フジテレビ系)は月9ワースト視聴率を記録。23時台のナイトドラマでは菅田の初主演作となった「民王」(テレビ朝日系)が平均7%台を叩き出したものの、星野が出演した「11人もいる!」(テレビ朝日系)はさらに上の8%台をマークしているのだ。
「俳優として菅田より星野が上とはならないものの、芸能人としては『運を持っているかどうか』も大事な話。もっとも菅田はテレビCMで大活躍していますから、そっちで運を使い果たしているのかもしれません。いずれにせよ今回のドラマ対決で『逃げ恥』が勝てば、二人の差がさらに開くことは確実でしょう」
そんな菅田と星野の共通点は、女性が守ってあげたくなるところ。「校閲ガール」のファンはきっと、石原の代わりに菅田のことをぎゅっと抱きしめたいと思っていることだろう。
(金田麻有)