離婚の大きな原因となる夫の不倫。もし、夫が不倫をしていることが証明できれば、離婚時に精神的な苦痛を受けたということで慰謝料請求が可能です。
とはいえ、確実に立証できる証拠があることが前提です。ただ女の人と食事をしているだけかもしれない程度では不倫とは言い切れないので、慰謝料請求はしにくいでしょう。
では、何を証拠として集めればよいのでしょうか。最もいいのは、写真や映像だといわれています。性交渉中の現場やラブホテルに2人で出入りするものは、強い証拠になるといわれています。
また、夫と不倫相手の会話の録音も使えるようです。例えば、ICレコーダーを夫の車の中に仕込んでおき、不倫相手を乗せたときの音声を録音するというやり方があります。
他にも、メールやSNSのやりとりが証拠となることもありますし、ホテルや不倫相手への贈り物のレシートやクレジットカードの明細も証拠になるそうですよ。
ただし、証拠集めの際に注意したいのが、プライバシーの侵害です。相手のスマホのパスワードを盗んで見るという行為が知れてしまえば、不正アクセス禁止法に違反したと判断されるリスクがあります。逆に、自分が慰謝料を請求される恐れもあるといわれますので、十分に注意してくださいね。
夫の不倫はショックですし、怒りを覚えるものです。ぜひ離婚を有利に進めるために、慎重に証拠集めなどの調査を進めましょう。
