今年の大みそかに放送される「第74回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表され、やはりと言うべきか、SMILE-UP.所属のタレントは出場者ゼロ。その影響もあって、今回の初出場組は紅組が5組に対して、白組は8組と例年より多い結果となったが、昨年まで3年連続で司会を務めた大泉洋という人選は少々意外だったかもしれない。大泉は10月31日に、ロックバンド・安全地帯の玉置浩二のプロデュースによる新曲「あの空に立つ塔のように」をデジタル配信でリリースしたばかり。紅白のステージでもこの曲を歌うことが濃厚だ。
出場歌手発表の場に出席し、「去年まで司会をさせていただきました。今年は歌手として初出場させていただくということになりまして」と語った大泉。「まさか、紅白に出られるとは思ってもいなかったものですから……」「今年はお正月を札幌で過ごすつもりでいたので。いろんな準備を白紙に戻し、これから家族にも伝えますけども、喜んでくれるのか」などと語って、会場の笑いを誘っていた。
「大泉には12歳になる一人娘がいますが、溺愛していることで知られています。8月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でも明かしていましたが、夏休みに娘が短期留学しようとした際は、本気で付いていこうとして周りから止められたとか。ほかにも、運動会などイベントがある日には予備日を含めて、仕事を入れないようにしているそうです。そんな大泉にとって、数年ぶりに娘と一緒に過ごせるはずだった年末が白紙になってしまったので、今回の紅白出場はある意味痛し痒しかもしれません」(前出・芸能記者)
またネット上では大泉の出場自体にも「洋ちゃん、紅白出場おめでとうございます!」「その年に売れた曲をきちんと選んで欲しい」など賛否の声が続出しているが…。
「大泉は2018年から音楽番組『SONGS』(NHK)で“責任者”としてNHKに貢献。好感度も抜群で、気になる歌唱力も今年3月に公開されたミュージカル映画『シング・フォー・ミー、ライル』の日本語吹き替え版キャストとして見事な歌声を披露しています。NHKとしても選出に十分と踏んだのでしょう」(芸能記者)
娘と過ごす時間を諦めてまで出場を決めた紅白で、大泉はどんな爪痕を残すのか。
(柏原廉)