旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)から滝沢秀明氏率いるTOBEへ電撃移籍を果たした元King&Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人によるグループ・Number_iの「ロゴ酷似問題」について、TOBEが見解と今後の方針を公式サイトで発表したのはさる11月20日。
Number_iの「ロゴ酷似問題」とは、10月に行われた生配信でグループ結成を発表すると同時に公表されたロゴが、ロックバンド・The BONEZのロゴに似ているとネット上で指摘されたことからプチ炎上騒動に。発覚した直後はネット上で「盗作」「偶然似ただけ」など、様々な声が上がったが、Number_i、The BONEZ双方が沈黙し続けていたため、その動向が注目されていた。
今回、TOBEの公式サイトでは「Number_iのグループロゴに関しまして」と題したリリースを掲載。それによると「弊社所属アーティストNumber_iのグループロゴにつきまして、株式会社TOBEとThe BONEZ所属事務所・株式会社PARADOX様と話し合い、方針を決定しましたので、ご報告いたします」と協議を重ねていたことを報告。「The BONEZの皆様とファンの皆様には、長年、旗印として愛されてきたロゴに関して、お騒がせしてしまったこと、お詫びいたします」と謝罪し、「株式会社PARADOX様との話し合いでは、The BONEZ様と同様に、Number_iもこだわって制作したロゴに込めた想いは強く、ファンの皆様とともに現行ロゴで歩み始めたいと考えていることを、お伝えいたしました。その想いをご理解いただき、それぞれのファンの皆様と旗印を、互いに何よりも大切にし続けるという点で共感し、今後も、Number_iのロゴを変更することなく、活動を続けていくことを合意頂きました」と説明した。最後は「Number_iは、現行ロゴとともに活動を重ねてまいります。今後とも、Number_iをどうぞよろしくお願いいたします」と締めている。
一方のThe BONEZも公式サイトで声明を発表。それによるとお互いのロゴがSNS上で騒がれていることをBONERと呼称されるファンを通じて知ったといい、「みんなで確認したけど 俺達とBONERが10年以上背負ってきたNロゴと確かに似てはいるなぁと思った」と率直な思いも綴ったうえで「でもロゴは似ているようで違うものだしそれぞれがそれぞれのロゴにプライドを持って掲げていけば良いんじゃないかな? と思う」とバンドとしての考えを明かした。さらに、ファンに向けて、「The BONEZを応してきてくれたBONERなら間違うなんてことないっしょ? これも何かの縁としてファン同士がお互いの音楽を知るきっかけになったら素敵なことじゃん。彼らの楽曲が出た際には俺たちもチェックしてみるよ」「BONERは何も心配をせずこれからもThe BONEZのサポートをよろしく!ってこと」などと呼びかけた。
ネット上では「The BONEZさんやファンの方は報道当初から本当に大人の落ち着いた反応をされていました。どんなバンドなんだろうと興味がわきました」「お相手の会社やファンの方も理解ある良い方たちでとても好感がもてます。ロゴが似てるのも何かの縁なのでいつかコラボしたりするのも面白いかも」「The BONEZらしい優しい対応に感動した」などThe BONEZへの称賛の声が続出している。
「Number_i発足時から、ザワついていた問題が、The BONEZ側の配慮で最小限のダメージで済みました。逆にThe BONEZの好感度や注目度も上がる結果に。変に権利を主張せず、許容できたことでウィンウィンになれたと言えそうです」(芸能記者)
Number_iのファンも、これで安心して推せそうだ。
(柏原廉)