フィギュアスケーター・羽生結弦の電撃離婚に対し、「どういうこと?」と首を傾げたのは元衆院議員でタレントの杉村太蔵だ。娘を持つ父親としての立場から、羽生の決断への率直な思いを述べている。
羽生は8月、お相手の素性をいっさい明かさずに結婚の発表をしていたが、妻やその親族、関係者への許可のない取材や誹謗中傷、ストーカー行為が横行したとし、先日、わずか105日での離婚を報告した。
そんな中、さる11月25日に放送された「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)で意見を求められた杉村は、羽生を批判するつもりはないとした上で「誹謗中傷やストーカー行為は犯罪行為だから、普通だったら警察に相談すると、僕だったら思ってしまう」と指摘。続けて「“過度な取材がある、誹謗中傷やストーカー行為がある。だから君を守るために離婚しよう”って、僕が娘の父親だったら『どういうこと?』って言う。“愛する君を守るために君とは離婚する、君の自由を守るため”って、そんなにパキッと理屈合いますか?」と、疑問視した。
これに共演者からは「別れたくて別れているわけじゃない」との反論や、バッシングなどを避けるための“表面上の離婚”説まで囁かれていることを受け、杉村は「つまりフェイク離婚? それだとしたら大変申し訳ない。私の想像を超えている」と謝罪。ただ、直後に「いやいや、単純にイヤになっただけじゃない? 結婚してみて、“違うなコレ”ってなったんじゃない? そういうことあるよ」と熱弁している。
「熱心な女性ファンを大量に抱える羽生だけに、一般人の想像を遥かに超える被害や心労があったのは間違いないでしょう。ただ、ストーカー行為や中傷に対する警告や警察への相談などのステップを踏んだような具体的な言及がなく、いきなり離婚を決めた印象がすることへの疑問を口にした杉村の見解には、世間からも『一理ある』『戦った形跡がないんだよね』『本当に愛し合ってるなら、別れずに、2人で乗り越える道を模索するのが普通では?』『そんなに簡単に離婚する?という違和感はある』などの共感や、『核心突くのやめたれ』『杉村さん、ようやく芸能人でまともな事を言ってくれる方が現れましたよ』とする反応もありました」(テレビ誌ライター)
ストーカーや中傷行為が許されないのは当然だが、国民的ヒーローである羽生には何か別の解決策を見つけてほしかったというのが、世間の偽らざる思いなのかもしれない。
(木村慎吾)