来年1月スタートのドラマ「マルス‐ゼロの革命‐」(テレビ朝日系)で主演を務めるなにわ男子・道枝駿佑。道枝演じる19歳の謎の転校生・美島零に扇動された落ちこぼれ高校生7人が団結し、「マルス」と名乗って大人社会に反旗を翻すオリジナルストーリーだ。
道枝は“ダークヒーロー”と呼べる零を演じるにあたり、人生初の金髪にしたというが、公開されたキービジュアル(イメージ画像)の道枝は、白い詰襟の学生服を着用。白にも銀にも見える毛並みの狼を背負い、こちらをまっすぐに見て立っているのだが、金髪の道枝よりも背景や衣装が話題になっているという。
「大きな狼を背負ったキービジュアルが1996年放送の堂本光一主演ドラマ『銀狼伝説怪奇ファイル』(日本テレビ系)、白い詰襟の学生服が1994年放送の赤井英和主演ドラマ『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』(TBS系)でKinKi Kidsが演じたメインキャラクターの2人が通っていた『修和学園中等部』の制服をそれぞれ想起させるというんです」(テレビ誌ライター)
どちらのドラマも内容的に再放送が難しい作品のようだ。そのためネット上ではことさら、KinKiファンが沸いているというのである。
「今年4月3日放送のラジオ番組『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送)では、光一が『銀狼』の再放送について『どうしてもあれの1話“首無しライダー”っていうのが、表現的に今、再放送がなかなか難しいんじゃないかって言われてますよね』と言及したことも注目される要素の1つになっていると思われます。『人間・失格』はKinKiの2人が役者として注目されるきっかけになった作品ですが、いじめや体罰描写が多いため、当時から批判の声が多かったんです。コンプライアンスが重視される現在ではこちらの再放送もおそらく無理。そんな2作品を想起させる道枝の新作ドラマのキービジュアルは、話題性という点では成功と言えるのでは」(女性誌記者)
コメディ演技がうまいとされる道枝が、どんなダークヒーローを演じてくれるのだろうか。