11月13日、お笑い芸人で絵本作家のキングコング・西野亮廣の絵が1000万円で売れたことが明らかになった。
西野による絵本「えんとつ町のプペル」と同様の絵が41枚セットになったもので、購入したのは西野と面識のある男性。高野山三宝院に奉納する予定だという。
この快挙についてネット上には、「クオリティの高い絵だからその値段は当然」「やっぱりすごい! 天才だね」といった賛辞が寄せられたが、「自分で描いてないじゃん」「ほぼ他人が描いてるくせに」といった批判の声も少なくない。
「最初は西野さん自身が繊細な絵を描いていると思っていましたが、実は大勢のプロが関わっていることがわかりました。分業制で絵本を作るのは新しいスタイルかもしれませんが、あの緻密な絵はプロによるものかと興ざめした人も多かったようです。西野さんの手法をとれば誰だって芸術家になれるわけですから、納得できないというのもわかります」(エンタメ誌記者)
「えんとつ町のプペル」は、本の表紙には「にしのあきひろ」の名前しかないが、「脚本&監督にしのあきひろ」であることも明かされている。この本にはおよそ33名のクリエイターが関わっており、西野はストーリー構成と絵コンテ、あとがきなどを担当した。
「えんとつ町のプペル」は絵本としては異例の7万部を売り上げている。絵本作家への転身を掲げた当初は成功を疑う人も多かったが、この方法なら今後も商業的に成功する絵本を出せそうだ。
(笠松和美)
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