元プロ野球選手で現在は「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)の金曜コメンテーターとしても活躍するタレント・長嶋一茂が、自身の総資産について質問され、危うく答える寸前までいってしまう一幕が見られた。
27年前の現役引退以降、タレントに転身している一茂だが、将来への不安から、引退直後に投資を始めたと告白したのは、12月10日に放送された「モーサテ塾大合宿スペシャル」(テレビ東京系)でのことだ。同局の経済番組「Newsモーニングサテライト」も、毎日欠かさず視聴するほどの気合の入れようだそうだ。
まず、一茂は「野球ができなくなってテレビ界に入って、もう先行き不安っていうのが、野球をやめてからすごく教訓として得たので。自分がいつテレビ局から呼ばれなくなってもいいように考えておかなきゃいけない。タレントとして自信がないので、お金の部分だけでもってことで始めた」と、投資をスタートした経緯を明かした。
また、不動産を含め、株式や投信、外貨預金など、複数に分散投資しているポートフォリオも公開し、番組キャスターの相内優香アナは「しっかり分散されてますね。もうこれ、資産は億いってますよね」とズバリ質問。
これに一茂が「え、自分の総資産をここで言わなきゃいけないの? そういう番組なの?」と困惑すると、お笑いコンビ・パックマックンのパックンからは「出るとみんな、公表してるんですよ」と畳みかける。一茂は「そんな事やってるのTBSの坂上忍くんの番組くらい。ビックリしましたよ。言おうかと」ともう少しで総資産を打ち明けるところだったと話している。
「バラエティ番組では天然キャラを発揮して人気の一茂ですが、一方で、お金の面ではきちんとリスクマネージメントしていたことを明かして、二世タレントではあるものの、タレント生命がどれだけ保てるか不安を抱えていたとの説明には、世間から『自分には才能がないと危機感を覚えて備えようと考えられること自体が一種の才能』『父親の名声がなくなったら消えるかもと考えていたのはマトモな考え方』などと評価する声も上がっています」(テレビ誌ライター)
また、昨年6月に出演した「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、巨人の終身名誉監督を父に持つ立場ながら「相続放棄をかなり前からしてる」と告白している。
“自分の将来は自分で何とかする”という想いが人一倍大きく、それが投資への動機にもつながったのかもしれない。
(木村慎吾)