石原さとみ「15年間の芸能生活」をまるっと校閲(2)田畑智子とのバトルに挑んだ鬼気迫る初舞台

20161120ishiharab

 デビューから早くも15年目を迎え、その高い演技力に加えて誰からも好印象を持たれるキャラクターで現在のポジションを築き上げてきた石原さとみ。メディア受けする迷言やスキャンダルがあるわけでもなく、決して派手なタイプの存在ではないにもかかわらず、最新主演ドラマのタイトルさながらに「地味にスゴイ!」軌跡を追ってみた。

 映画のみならず舞台での活躍も目立っているのは石原の確かな演技力を証明するかのようだ。16歳での鮮烈なデビューに始まり、近年は話題の大作にも連続出演。久々に体当たり演技の舞台も観たい!

 舞台出演の多さも石原の個性だろう。舞台デビュー作となったのは06年の「奇跡の人」で、それまでに菅野美穂や鈴木杏らが演じてきたヘレン・ケラー役に抜てきされた。三重苦を持った役のためセリフがほぼないなか、田畑智子演じる相手役のサリバン先生との激しいバトルに挑んだ演技は初舞台とは思えない鬼気迫るものがあった。

 続いて08年には「幕末純情伝」で、実は女だったという沖田総司役に。こちらでもつかこうへい作品ならではの体当たり演技に挑戦。物語終盤では女性相手ながら、生キスシーンにも臨んでいる。

 その後も井上ひさし脚本の「組曲虐殺」や劇団☆新感線の「港町純情オセロ」といった、演劇界の著名人による作品に続々と出演。さらに12年にはシェイクスピアの「ロミオ&ジュリエット」で初の翻訳戯曲に臨み、外国人演出家とも組んでいる。ひと目ボレの恋にときめく初々しい少女ぶりも悲劇的なラストシーンも彼女ならではの熱演で、ロミオ役の佐藤健のファンからも絶賛の声が上がった。

 翌年には「マイフェアレディ」のタイトルでも知られる「ピグマリオン」で、映画版ではオードリー・ヘップバーンが演じた田舎娘のイライザ役を熱演。がさつで訛りのある少女が言語学者の教育で洗練された女性に生まれ変わっていく様は、彼女の演技力を見せつけるには十二分な作品となった。

 ほぼ年に1作のペースで舞台出演してきたが、ここ3年はお休み中。果たして、次はどんな作品に登板するのか期待したいところだ。

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