お笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也によると、合コンでの明石家さんまは「めっちゃモテない」そうだが、その理由に「“(さんまの異名の)お笑い怪獣”らしい」と納得する反応が視聴者から寄せられているという。
嶋佐が、先輩芸人のさんまと最近合コンに行った話を切り出し、宴の最中に「ビックリしたこと」を明かし始めたのは、トークバラエティ番組「これ余談なんですけど…」(ABCテレビ)の、さる12月13日放送回での一幕だ。嶋佐によれば、合コンの宴は、当然ながらカメラの回っていない完全なるプライベートの状況なのに、「さんまさんって、合コンでどんな若手よりも小道具を仕込んでくる」とのこと。具体的には、男女が両側から食べ進めていく「ポッキーゲーム」を盛り上げるため、事前に短く折ったポッキーを準備し、“いや!短い短い!”とのツッコミを欲しがるのだという。
他にも「変などこかの海外サイトで買った香水」を持参。さんまいわく「このニオイを女性が嗅ぐとイチコロでオチる」のだといい、嶋佐は「そういうのを本気で信じて買ってくるんです」とぶっちゃけた。
相方・屋敷裕政もそんなさんまの私生活を目撃しているようで、「テレビでやってるくだりを、そのままやりまくる」と証言。ただ、同席した女性がそのくだりにヘタに参加してしまうと「めっちゃダメ出しする」とも話し、嶋佐は「『そのタイミングちゃう!』『今そのコメントはちゃうねん!』って、若手芸人(に対して)ぐらいダメ出しするんです。だからめっちゃモテないです!」と、素人への“お笑い指導”が原因で人気はないのだという。
「さんまは、バラエティ番組を収録するスタジオを“戦場”と呼称。たとえゲストが芸人ではない俳優や歌手だとしても、笑いのテンポやコメント力を求めるため、いつしか『お笑い怪獣』として恐れられるようになりました。ただ、カメラが回っていない合コンの場でも、その貪欲な姿勢が変わらないことがバラされ、『こんなお笑い怪獣もう出ないでしょうね』『テレビ以外でのこの笑いはサービス良すぎでしょ』『根っから芸人。さんまさんは本当に凄い』などと絶賛する声が上がっています」(テレビ誌ライター)
11月25日に放送された「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)では、さんま本人も嶋佐や女性を交えた飲み会を振り返り、当日はあまりの小道具の多さに「こんなデッカい袋持って…」と告白。“女性を(性的に)アグレッシブにしてくれる”という香水は「イスラエル産」だとアピールし、売り場の店員から「さんまさん、これなら女性イチコロ」と勧められたのだという。
どうやらお笑い怪獣は24時間365日休みナシ。どんな時も盛り上がるための秘策を考え続けているようだ。
(木村慎吾)