12月24日に最終回を迎えたドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ系)。スタッフ間で発生していた不協和音がエンドロールで判明し、注目されているようだ。
このドラマは芦原妃名子氏による、現在連載中の同名漫画が原作で、全10話にまとめられた作品だったのだが、最終回で消化不良を起こした視聴者が続出。最終回の終盤で主人公の田中さん(木南晴夏)が突然ベリーダンスを学ぶために留学。場面は2年後になり、日本で通っていたベリーダンス教室のメンバーである朱里(生見愛瑠)らとともに、朱里の友人の結婚式でベリーダンスのステージを披露して幕を下ろしたのだが、田中さんと笙野(毎熊克哉)との関係性が明確に描かれることはなかったからだ。
また、小西(前田公輝)から終盤でプロポーズされた朱里も、結婚はしていないものの交際が続行していることはわかったが、2年経過したことに触れるシーンはほぼゼロ。それなのにワンナイトの相手・進吾(川村壱馬)と朱里が現状確認するシーンは設けられていたため、モヤモヤした視聴者が続出したのだ。
「これまで視聴満足度が高かったドラマのため、最終回に残念な気持ちを抱いた人が多かったことは言うまでもありません。エンドロールには『脚本・相沢友子(第1話~第8話)、芦原妃名子(第9話、最終話)』とあり、さらに最終回放送当日の脚本家・相沢氏のインスタグラムには『最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました』とのコメント投稿があったため、“大人の事情”を察した人が少なくないようです」(女性誌記者)
ネット上では、連載中の漫画原作とは違った決着をつけたかった脚本家と連載中の漫画の行く末を勘違いされたくない原作者との不協和音に、主演の木南が巻き込まれたと見る向きが多いようだ。