「TOBE」代表・滝沢秀明氏には、まだ“ジャニーズイズム”が残っていた? 同社が初めてお披露目したオーディション生の年齢や呼称のルールについて、ネットからは「ドン引き」のリアクションが上がっている。
創業者・故ジャニー喜多川氏の右腕として活躍した滝沢氏が、昨年秋に旧ジャニーズ事務所(「SMILE-UP.」と「STARTO ENTERTAINMENT」に分離)を離れ、現在、代表を務める新プロダクション「TOBE」。そんな同社が12月24日、公式YouTubeチャンネルの生配信で、今年3月から新人発掘のために募集していたオーディションで集まった、5人の少年たちを初公開した。
10歳が1人、11歳が2人、12歳が1人、そして13歳が1人という構成で、生配信に駆け付けたTOBEの先輩・平野紫耀や岸優太、三宅健、北山宏光らへの質問企画では、呼称の際に「さん」を「くん」に訂正して呼ぶシーンもあった。
配信はファンの間で大きな盛り上がりを見せ、「TOBEもいよいよ本格的に芸能事務所っぽくなってきたね!」と今後の展開に期待する声も届いているが、ネット民からはシラけた反応も上がることに…。
「まず、大前提として、滝沢氏は最も寵愛を受けたとされるジャニー氏の性加害騒動が大きく取り上げられる寸前に古巣を離れて、TOBEを設立していますが、現在に至るまでこの問題への言及はありません。また、過去にはジャニーズJr.(当時)同士が喧嘩をした際、先輩として仲裁に入り、仲直りのために『キスをさせた』とバラエティ番組で告白したこともあります。これらの経緯も踏まえ、旧ジャニーズで副社長だった滝沢氏にも『被害者のために何か説明する責任があるんじゃないの』『退社すればOKになるのかな?』とする疑問が散見されていた中、新たなオーディション生となった10〜13歳の少年たちをお披露目すると、彼らは年齢が倍ほど離れた先輩たちを『くん』付けで呼ぶという、特殊な旧ジャニーズの伝統を継承しているように見えるわけです。これにはネットから『今度はタッキーがやっちゃうの?って世間は思いそうなのによくこのタイミングで小さい子入れたね』『まんまジャニーズ受け継いでるやん』『“くん”呼びは引く』『ジャニーズの文化そのもの』などと微妙な反応が寄せられています」(テレビ誌ライター)
本格的な育成には時間を要するため、どうしても採用するのは中学生前後の年齢層になってしまうのかもしれない。が、さすがに芸能界でも旧ジャニーズだけが敷いていた特殊すぎる「くん呼び」ルールに関しては、滝沢氏の“恩師”への想いがチラついていると指摘されても仕方がないだろう。
(木村慎吾)