元SMAP俳優の木村拓哉が1月1日、お笑いタレント・明石家さんまとW出演する正月特番「さんタク」(フジテレビ系)に出演。故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐる一連の騒動の中での自身の心境を明かした。
番組冒頭、さんまが「旧年中は、いろいろお騒がせしました。今年、話いろいろあるんで、聞かざるを得ないからな」と切り出すと、木村も「ありそうですね」と応じ、「ボクもある意味、自分の声で、自分の言葉で言える場所がなかったんですよ。むしろ、こういう場所があってくれてすごく助かったなっていう」と明かした。
当時、木村は旧ジャニーズ事務所(「SMILE-UP.」と「STARTO ENTERTAINMENT」に分離)からの退所についても悩んでいたようで、さんまに相談したことを告白。しかし、残留を決意し、「ちょっとヘコみがちなんですけど、バックレずにやってみます」と返したところ、さんまから「ばっくれ禁止」と返ってきたといい、「ああ、やっぱ(さんまは)そういう方だなあって思って」と振り返った。さらに「被害者の方たちがいらっしゃる話なので」と言葉を選びつつ、「スタッフの方たちもそうですけど、ファンの人たちに対しても、すごく心配をかけたなっていうのは、申し訳なかったなというのが非常にあります」と心境を明かした。
しかし、ネット上では「400万人のフォロワー数がいるインスタ、ありますよね?」「ウェイボーやってますよね?」「『show must go on!』PEACE!!とおっしゃってましたが……」などのツッコミが殺到している。
「木村は性加害問題について事務所が2回目の会見を行った9月7日に自身のインスタグラムで『show must go on! PEACE!! STAYSAFE!』とメッセージを投稿。しかし、『show must go on』が故・ジャニー喜多川氏の座右の銘とも言える言葉だったため、ネットは炎上し、その後投稿を削除しています。その結果、SNSも『自分の言葉で言える場所』ではなくなった可能性がありますが、もともとは自身の投稿が招いたこと。木村はラジオ番組『Flow』(TOKYO FM)のパーソナリティも務めているため、ここまで引っ張らなくても、どこかで発信できただろうというのがネット民の見解のようです」(芸能記者)
もっとも、「さんタク」の収録は超大物2人のブッキングということもあり、例年かなり前倒しで行われるようで、今回は昨年10月28日に放送されたさんまのラジオ番組の中で、すでに収録が始まっていることをさんまが言及していた。となれば、木村のインスタが炎上してそれほど日がたっていない段階だけに、心理的にも「言える場所がなかった」状態だったのかもしれない。
(柏原蓮)