暮れも押し迫った昨年12月27日に「週刊文春」が報じたダウンタウン・松本人志を巡る「性加害トラブル」の余波が収まらない。
2015年に都内のホテルで行われた飲み会で、松本から性的行為を強いられたと複数の女性が告発。松本サイドは事実関係を否定するも1月10日発売の同誌で、新たに3人の女性が松本からの被害を証言。大阪、福岡でも同様の「恐怖の部屋飲み」が行われていたと報じている。
1月8日には「裁判との同時並行ではこれまでのようにお笑いに全力を傾けることができなくなってしまう」との理由で松本が芸能活動の休止を発表。今後は「文春vs松本」の全面対決が避けられない様相となっている。
女性を部屋飲みに呼んだスピードワゴンの小沢一敬ら複数の芸人を巻き込んだ大スキャンダルに注目が集まる中、まったくの無関係にもかかわらず「性加害加担」の扱いを受ける芸人まで発生している。
お笑い関係者は「今回の騒動でピースの綾部祐二が事実無根のとばっちりを受けているんです。SNS上では『やってると思った』などと、あたかも彼が性加害に加担したような扱いをされる始末です」と語る。
綾部といえば17年に日本を離れてニューヨークに移住。現在はアメリカを拠点に芸能活動を行っているが、そんな綾部がなぜ性加害騒動に巻き込まれているのか。
「1月9日に『週刊文春電子版』で、松本の問題に関する第2報が配信され、その見出しに『“接待役”米進出芸人』との文言があったんです。記事に書かれていた『米進出芸人』はたむらけんじのことだったのですが、このサイトは月額課金の会員制。無料部分ではたむらの名前が出ておらず、見出しだけ読んで『ピース綾部に違いない』と早合点する人が続出したんですよ」(前出・お笑い関係者)
とんだとばっちりであった。
(塚原真弓)