1月8日にスタートしたドラマ「君が心をくれたから」（フジテレビ系）初回での、永野芽郁演じる主人公の逢原雨と相手役・朝野太陽を演じる山田裕貴に対し、ネット上では似たような意見が視聴者から数多く書き込まれているようだ。
母親から虐待されていた過去を持つ雨（永野）は、幼い頃から他人に心を開けず、パティシエになる夢を抱いて上京するも、修行していた店から解雇され、さんざんな気持ちで地元の長崎に帰郷する。そこで、唯一高校時代に心を通わせた、花火師になる夢を抱いていたものの、赤色が判別できにくい視力であることがわかった太陽（山田）と10年ぶりに奇跡の再会を果す雨。お互いの状況確認をして前向きな気持ちになった2人だったが、その直後、太陽は交通事故に遭遇してしまう。悲しみに暮れる雨の前に「あの世からの案内人」と名乗る男女（斎藤工・松本若菜）が現れ、「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」と告げられ、雨はその条件を承諾。あの世からの案内人がいう“心”とは、雨の“五感”のことで、パティシエになる夢を再び抱いた雨は、まず“味覚”から差し出すことになったのだ。
「ネット上には、永野と山田の2人なら明るくてポップなラブストーリーのほうが似合うのではないかと指摘する声が多いようです。泣けるラブストーリーのほうが“感動した気分”を味わえますが、悲しみに支配されたストーリーに似合う役者がいるのに対し、喜びに支配されたストーリーに似合う役者も存在します。永野と山田は間違いなく後者ですから、『元気で明るくなれる月9が似合う2人にどうして暗くてじっとりした月9をやらせるかなぁ』『こぼれる笑顔とか何度転んでも起き上がる活力とか、2人ならそういう健康的なドラマのほうが似合うし見たくなるのに』『夢に破れた若者の再生ラブストーリーなのかもしれないけど、最初から傷を背負わせられた永野芽郁と山田裕貴がもったいない。2人は今の芸能界で珍しく健康的で明るいムードが醸し出せるのに、なんでこんなキャラを演じさせるんだろうか』といった不満の声があがっています」（女性誌記者）
1週間の始まりである月曜の夜には、今のところ、永野と山田の涙より笑顔が見たいと思う人が多いようだ。
