1月12日に公開された映画「カラオケ行こ!」。漫画家・和山やま原作の人気漫画の実写化として注目を集めている。
中学3年生で合唱部部長の少年・岡聡実と、どうしてもカラオケがうまくなりたい、ヤクザ組織「四代目祭林組」で若頭補佐を務める成田狂児の交流を描いた同作。変声期に差し掛かり悩んでいる合唱部の少年がカラオケ大会に臨む狂児に歌を指導し、次第に心を通わせていくというストーリーだ。
オーディションにより岡聡実役に選ばれたのは齋藤潤。ドラマ「パパとムスメの7日間」(TBS系)にも出演していた現在16歳の期待の新星である。
成田狂児を演じるのが綾野剛。2021年の映画「ヤクザと家族 The Family」以来のヤクザ役となる。
同作について「オーディションで選ばれた岡くん役はこれ以上ないぐらいピッタリで、狂児を演じる綾野の演技も抜群。原作にはないオリジナル要素も含めて良い作品に仕上がっていました」と語るのは原作漫画の大ファンを自任する女性ライターだ。
一方でキャスティングについての不満点も。
「原作での狂児と綾野の外見があまりに違いすぎるのは、さすがに違和感がありました。和山先生の描く狂児はいわゆる“馬顔”。綾野は“ヘビ顔”で全然イメージが違うんです。映画単体で見たら間違いなく綾野も素晴らしいのですが…」(前出・ライター)
原作ファンならではの違和感であった。
(塚原真弓)