1月22日、フジテレビは土曜プレミアム「IPPONグランプリ」を2月3日に放送すると発表。昨年末から世間を騒がせている「性加害疑惑」により芸能活動休止を発表しているダウンタウン・松本人志の代役として「チェアマン代理」をバカリズムが務めることも明かされた。
大喜利が得意な芸人が集い、様々な形式のお題に答えてチャンピオンの座を争う同番組。今回で29回目の放送となる人気シリーズだ。
今回の放送決定についてテレビ関係者は「業界内では『大喜利の権威である松本の解説がなければ成り立たない』との見方も強く、松本の活動休止で放送が危ぶまれていた。お笑いファンとしては一安心でしょう」と語る。
チェアマン代理に起用されたバカリズムは、これまで28大会中27回出場し、6回の優勝を誇る実力者。第一回大会のチャンピオンでもある。
「松本抜きでも面白くできるか、制作陣の腕の見せ所。新しいチェアマンとなったバカリズムに関しては、これまでの実績を考えると最も妥当な人選です」(前出・テレビ関係者)
一方でバカリズムのチェアマン起用について「松本の不在と同じぐらいの痛手」だと指摘する。
「解説役に回ることで、バカリズムがプレイヤーとして出場できないのはあまりに残念すぎる。彼に代わる圧倒的な実力者が若手から台頭すればいいのですが…」(前出・テレビ関係者)
何とも悩ましい問題であった。
(塚原真弓)