1月21日放送の「なりゆき街道旅」(フジテレビ系)に出演した俳優の的場浩司が、役者の世界に入ろうと決意させた「あこがれの人物」の名前を告白。映画ファンをうならせているようだ。
その前段として、的場は、芸能界デビューする前の素人時代にテレビ出演していたことがあり、当時、番組で仲よくなったADが先輩ADから、頭を殴られても仕事をしていたことに的場は、疑問を感じたという。そして、「何で先輩から頭を殴られても仕事を続けていられるの?」と質問したところ、「この仕事が好きだから」と返事をされたのだとか。「頭を殴られても好きで続けられる仕事」に、まだ出会ってなかった的場は、そのスタッフが手掛けている番組を見るようになったそうだ。
一方、ドラマや映画も見るようになったそうで、映画「仁義なき戦い」シリーズでヤクザ幹部を演じていた成田三樹夫が、伝説の松田優作主演ドラマ「探偵物語」(日本テレビ系、1979年9月~1980年4月)では、「工藤ちゃ~ん」が口癖の可愛げのある面白いキャラの服部刑事として登場しているのを見て、とても驚いたのだとか。
さらに、「その役のギャップを見た時に『1人の人がこんなに違う人なの?』って思って役者に興味を持って、『役者になりたい!』って思って。オーディションとか受けまくって、落ちまくって落ちまくって落ちまくって。だって何の勉強もしてないからさ。芝居の。で、何とか引っかかってデビューして、今日に至る」と、経緯を明かしたのだ。
「的場は生花店でバイトをしていた18歳の頃に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)の草野球コーナーに出演していて、その後、1988年公開の映画『首都高速トライアル』で俳優としてデビューしたんです。ちなみにこの映画では大鶴義丹も俳優デビューしています。翌年1月期放送のドラマ『はいすくーる落書』(TBS系)では斉藤由貴が新米教師、その学校の不良生徒の1人を的場が演じて注目され、同年7月放送のドラマ『ママハハ・ブギ』(TBS系)では母・浅野温子、兄・織田裕二、妹・石田ひかりというメンツの中で見事に不良の次男を演じ、今作で的場には『不良』『ツッパリ』といったイメージが定着したんです」(女性誌記者)
的場のことを暴走族出身だと勘違いしている視聴者も少なくないというが、そういった事実はない。
「ネット上には『三樹夫ちゃんから役者を目指すなんて、目の付け所がすばらしい』『的場浩司を見直してしまったよ。成田三樹夫が役者を目指すきっかけだったなんて驚いた』『織田裕二の弟役で石田ひかりの兄役だったのめっちゃ覚えてる! デビュー直後とは思えない演技してた! 上手だった! しかも役者を目指すきっかけが成田三樹夫だなんてシブい!』など、驚きの声があがっているようです」(前出・女性誌記者)
「プレバト!!」(TBS系)では「俳句」のジャンルで特待生4級と査定され、スイーツ好きでも知られている的場。今後も、さらなる「意外な事実」が明らかになるかもしれない。