「自分のお金に本気で向き合うことができず、なんとなく散財しては貯められない状態を嘆いてしまう……」という状態になっていませんか?
自分らしい暮らし方や使い方で、満足感を得ながら必要なお金を貯めていけるようにするには、周囲に流されてなんとなくしている支出を減らすための心構えが重要です。次の3つをぜひ実践してみてくださいね。
■人と比べない
「あの人が持っているなら買わなくちゃ」「どこの家庭にもあるものだから」など、自分ではなく誰かを判断基準にしてモノの購入を決定していませんか? 自分にとってどんなふうに必要なのかを明確にしてから購入する習慣をつくることで、“必要最低限なもの”や“自分にあったもの”に気付きやすくなります。
■流行を追わない
新しく性能のいいものが次々と登場する時代に、「すでにあるけれどバージョンアップさせたい」という気持ちが沸き起こってくるのは当然のことです。しかし、流行ばかり追い続けていては、いつまでも“足りない”状態が続いてしまいます。いまあるものに感謝してていねいに使用する習慣があれば、流行ばかりに左右されないはず。流行よりも目の前のものに目を向けるように意識することで、見える景色が変わりますよ。
■お金の知識習得を諦めない
お金について学び、自身の生活に生かすことは、いつからでも遅くはありません。「いままで学んでこなかったから……」と目をそらさず、これからどうしていきたいかを常に考えていきましょう。これまでのお金の使い方に満足していない人ほど、これからを変える必要があるはずです。知識と経験を増やしていくことで、主体的にコントロールできる領域がどんどん広がっていきますよ。
お金をていねいに扱いたいと思ったら、自分について、お金について知ることが重要です。どんなものを欲しいと思うのか、暮らしに必要なものは何なのか、どれくらいのお金を使ってどのくらいのお金を貯めていけば未来の自分が苦労しないのか……。“なんとなく”ではなく意図的にお金を使うことができるよう、お金やモノ、自身の心に向き合ってみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)