ストレスだったり食べ過ぎてしまったり、あるいは旅行や出張などで環境が変わったりすると、便秘になりやすくなりますよね。今、まさに「便が出ない……」と悩んではいませんか? そんなときに試したい食材のひとつが「らっきょう」です。
「決定版 読むだけで便秘解消おなかスッキリ100のコツ」(主婦の友社刊)で仁愛女子短期大学教授の谷政八さんが述べていましたが、らっきょうは野菜などの生の食品の中で最も食物繊維が多いそうです。
食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、らっきょうの場合は水溶性が圧倒的に多いとか。水溶性食物繊維の「フルクタン」には、腸内環境をよくして免疫力を高めるなど、さまざまな効果があることが分かっているそうです。
ただ、気になるのが独特の臭いですよね。「口臭が気になる……」と口にしない人もいるかもしれません。でも、その臭いの正体である硫化アリル類という物質こそ、ビタミンB1の吸収を高め、血液を浄化して優れた効果を発揮し、下痢や腹痛など腸の悩みを一掃してくれる働きがあるそうですよ。人と会わない日などには、食事に取り入れてみるのもいいかもしれませんね。小粒のらっきょうなら1日20粒、大粒なら3粒食べるのが理想的なんだそうです。
らっきょうといえばカレーの薬味が一般的ですが、塩漬けや甘酢漬け、豚肉と炒める、サラダに混ぜる、タルタルソースにするなどしても美味しく食べられます。便秘解消のためにも、ぜひ毎日の食事に「らっきょう」を取り入れてみてくださいね。