昨年は9本の映画に出演し「第66回ブルーリボン賞」に続いて「第45回ヨコハマ映画祭」でも助演男優賞を受賞した佐藤浩市。2月4日に「せかいのおきく」「愛にイナズマ」「ファミリア」「仕掛人・藤枝梅安2」などの演技が評価された「ヨコハマ映画祭」の表彰式では「物量作戦で賞を獲りました」と笑顔を見せていたが、そこでも白髪のロン毛姿に注目が集った。「50歳を過ぎてからほぼ白く、当時は染めていた」と公言している佐藤だが、白髪とはまた違った“老い”を感じ取っている視聴者も多いようで…。(2023年11月20日配信)
最新出演映画の内容以上に強烈なインパクトを見る者に与えたのは、俳優・佐藤浩市の近影だった―。11月12日、東京都内で映画「愛のイナズマ」(石井裕也監督)のトークイベントが開催されると、佐藤は同作の魅力や共演者とのエピソードを語っている。
女優・松岡茉優と、俳優・窪田正孝をW主演に据えた同作。“ある物語”が明かされるにつれ、修復不可能だった家族が予想だにしない展開を見せていく…というストーリーで、佐藤は妻に愛想を尽かされた父・折村治役を演じた。
そんな佐藤は、10月28日の公開記念舞台あいさつ後、共演者の窪田、松岡、池松壮亮、若葉竜也らとの食事会に臨んだことを振り返った。「五反田で食事をした後、目黒のバーまで30分くらい歩いた。あんなに遠いと思わなかった…。でも、忘れることはできない、良い思い出になりました」と語ったのだが、現在62歳の佐藤にとって、30ほど歳が離れた面々との付き合いは様々な意味で記憶に残るものだったようだ。
「また、SNSでも大きな反響を集める『愛のイナズマ』の魅力や、石井監督の独特な撮影スタイルについてのトークが展開されましたが、世間が注目したのは、その“変わり果てた見た目”。フサフサの黒髪と、若々しい艶感のある見た目が特徴だった佐藤は、イベントに登壇した際には白髪で、顔も痩せ細り、以前のような肉付きがなくなっているような印象だったんです。ネットには『久々に見たらびっくり!!!』『完全に別人かと思った』『役作りだと信じたいけど、地毛の白髪っぽい』『30分の徒歩がキツイなら体力も落ちてるかも』『まだ60代なのに体調の悪そうな痩せ方をされてる』『一般的な62歳に比べると、少し老いてるように見えます』などと驚く反応が続出したんです」(芸能ライター)
佐藤といえば、2020年3月にも激ヤセした様子が心配されましたが、その際は大腸ポリープの除去手術やアニサキスの影響で、5キロ痩せてしまったことが原因だと話していた。
「今回はそうした体重とは関係のない白髪に注目が集まり、やはり体調面を心配する人は少なくありませんでしたね」(前出・芸能ライター)
黒皮のジャケットを羽織り、ダンディーに決めた佐藤ではあるが、くれぐれも体に無理のないよう、注意してほしいところだ。
(木村慎吾)