西島秀俊主演の日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)の第6話が2月18日に放送され、世帯平均視聴率は先週から0.8ポイントアップの10.8%を記録した。
晴見フィルハーモニーが2月末に閉館となる「あおぞらホール」で、最後の舞台を務める日を迎えた。「さよならコンサート」と題した舞台に向け、晴見フィルの面々はヤル気に満ちていた。普段は建築会社の社長として働きながら、晴見フィル創立から参加していたコンサートマスターでバイオリン奏者の近藤益夫(津田寛治)は、大きな感慨に浸っていた。彼には、大きな望みがあった。それは、いつかマエストロとして楽団の指揮棒を振りたいという夢だった。
コンサート前日、近藤は妻と娘に最後の演奏を聴きに来てほしいと伝えるのだが、2人の反応はそっけないものだった。
このシーンに視聴者からは「この嫁と娘、めっちゃムカつく」「コンマス、いい人だし仕事も頑張ってるのに妻子に煙たがられるの可哀相だな」など、同情する声が寄せられた。
また、主人公の夏目俊平(西島)も娘の響(芦田愛菜)から存在を疎まれていることから「世の父親って、こんなに虐げられているもんなの?」との声もあった。
「俊平は、最後の演奏でマエストロの座を近藤に託します。近藤は、アパッシオナート(情熱的)のすべてを出して指揮棒を振り、観客からスタンディングオベーションで称えられました。このシーンには視聴者からも『見ている側のモヤモヤも爆発させる指揮』『指揮を終えた時、ウルッと来ました』など、称賛のコメントが多数書き込まれました」(芸能ライター)
残り1カ月となった晴見フィルは、俊平と響は、はたしてどうなるのか。後半の展開から目が離せない。