最近のおやつは自分1人で楽しむというより、見た目がオシャレなものをSNSに投稿して友だちとシェアして楽しむのがトレンド。Z世代はとくに、おやつをそんな風に楽しんでいるんです。
そうした中、Z世代がワクワクしてシェアしたくなるようなおやつが続々と登場しているようです。どんな商品が生まれているのか、Z世代向けの最新おやつ事情を紹介していきましょう。
■カンロのチョコみたいな飴
「ピュレグミ」や「マロッシュ」など、Z世代向けお菓子が大ヒットしているカンロ。最近では“飴離れ”が進むZ世代をターゲットに、専修大学と共同で創り上げた「#チョコじゃねーよアメだよ」を、2024年1月30日より全国のセブン-イレブンで発売しました。
これは、専修大学のマーケティング研究を専門とする増田ゼミの学生たちからアイデアを募り、Z世代に飴の新たな魅力を届けることを目的としたもの。インパクトのあるネーミング通り、センターにジュレが入って“変化する食感”が楽しめる、トロッと贅沢なチョコ in キャンディです。
コンセプトは“バレンタインなのにチョコじゃなくてアメ!? バレンタインに渡せるチョコっとプレゼント”なんだとか。「長時間、口に飴を入れていることがストレス」という学生の意見をもとに、ひと粒で飽きてしまわないよう、センターに濃厚なビターチョコジュレを入れて2層構造にすることで、食感や味わいに変化を持たせているそうです。
先日開催されたカンロの2023年の決算および2024年の経営方針発表会では、「昨年はグミ・飴ともに市場が拡大し、2024年の経営方針では新規顧客獲得への取り組みとして、Z世代に代表される次世代に飴の原体験を創り、またその周辺の母子世代などに拡げていくことを目的とした商品開発を進める予定」と述べていました。
さらに、原宿で2024年4月17日に新オープンする東急プラザ原宿『ハラカド』に、キャンディショップ『ヒトツブカンロ原宿店』をスタートさせることを発表しました。学校法人自由学園のインターン生とともに店舗作りを行っており、高校生の声を取り入れながらオープニング企画を準備中とのこと。この春、トレンドを押さえるためにもぜひ遊びに行きたいものです。
■イオンのZ世代向けおやつ4商品
イオンは、2023年6月にプライベートブランド「トップバリュ」で、Z世代向けのおやつ4商品をリリースしました。
それが、コーヒー味のチョコやキャラメル味のアーモンドなど6種類の素材を一緒に食べるとキャラメルマキアート味になる「Joynuts(ジョイナッツ)キャラメルマキアート」、乾燥マンゴーをスライス状ではなくボール型にして食べやすさにこだわった「FruitsBite(フルーツバイト)マンゴーボール」、デザートヨーグルトとして楽しめる「バスクチーズケーキ風」「アップルパイケーキ風」です。Z世代が引き付けられそうなラインアップになっています。
どのおやつも、Z世代が喜んでシェアしそうですね。この機会に、トレンドのおやつをぜひ楽しんでみてくださいね。