子どもに経験させたいことが多過ぎて「習いごとやお出かけではカバーしきれない……」と思ってしまうほどに子どもの心身を育むアクティビティが多い現代ですが、次のような時間も大切にできていますか? もしかしたら後回しにされがちなこれらのことも、子どもの心身の成長には欠かせない時間なんですよ。
■親子でクッキング
親子のコミュニケーションタイムとしても、五感を刺激して脳を成長させるためにも、集中力や観察力を養うためにも、オススメなのが料理です。料理を極めることで、段取り力や彩への感性、食べ物への興味関心を高めること、栄養の知識をつけることにも繋がります。親子で一緒に楽しむことで、食べることの幸せを感じながら子どもの成長をサポートしましょう。
■暑さや寒さの体感
体の体温調節機能を鍛えるためには、実際に暑さを感じて汗をかく経験や寒さを感じて体を温める経験が必要です。冷暖房が効いた部屋ばかりで過ごしていると、体温調節機能を鍛える機会をつくることはできません。衣服の調節で体を守りながらも、外で思いっきり汗をかいたり動いて温まったりする経験をたっぷり積ませてあげましょう。
■動物と触れ合う
かわいい動物と触れ合うことは大人のリフレッシュにも最適ですが、そんな癒やし効果以外にも、子どもには命の大切さを学んだり自分が誰かのためにできることを探して実行したりするのにも役立ちます。家で飼うということになれば、責任感やすべきことを欠かさずにやり続ける力を育むことにも繋がりますから、成り行きではなく、育て方や餌やり・掃除などの役割分担をしっかり話し合ってから育てさせてあげましょう。
新しい時代で活躍するための知識やスキルもたっぷり吸収させてあげたい子ども時代ですが、家族と一緒だからこそ深められるコミュニケーションや経験があります。家族みんなで楽しみながら、子どもたちの心身の成長をサポートしてあげてくださいね。
(Nao Kiyota)