西島秀俊主演の日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)の第7話が2月25日に放送され、世帯平均視聴率は10.9%だった。
夏目俊平(西島)がマエストロを務める「晴見フィルハーモニー」の解散も残すところ1カ月となった。そんな折、マネジャーの鏑木晃一(満島真之介)にドイツの名門交響楽団から常任指揮者のオファーがあったと伝えられる。俊平憧れの楽団なのだが、実は5年前のオファーも断っていた。
また、四国にある俊平の母校から創立記念イベントへの出席の打診もあった。実は俊平、故郷へは家出した30年前以来行っていない。
晴見フィル最古参の小村二朗(西田敏行)は、自身の喜寿を記念した人生初のライブを計画していた。ライブ直前、小村は突然倒れ緊急搬送。そのまま入院となってしまう。
なにやら、交響楽団の話から、だんだん離れていくような展開に視聴者からは「名門オケの指揮者オファーことわるなんて、あり得ねえ」「5年間実績がない人に、名門オケが常任指揮者のオファーをするわけなかろう」「実家云々まで飛び出して、話がとっ散らかってるわ」「話の軸が見えない」などの理由から、脱落していく人も散見された。
「晴見フィルが小村の入院先でコンサートをやったのは、何が何でも1話の中で演奏シーンを入れるための苦肉の策のように見えました。病院のエントランスでオーケストラの演奏なんて、そう簡単にできるものではないと思います。強引な展開に、視聴者は困惑しているように思います」(テレビ誌ライター)
次週は、俊平の父役で柄本明が登場。キャストは素晴らしいのだが、ストーリーに難があるようだ。