A.B.C-Zの橋本良亮が2月27日、「連続ドラマW 坂の上の赤い屋根」(WOWOW)の完成披露試写会前イベントに俳優の桐谷健太らと出席。昨年9月にネット上で話題となった“激ヤセ”について語った。
同作は小説家・真梨幸子氏の同名小説が原作。桐谷主演で3月3日から放送がスタートするが、倉科カナ演じる新人作家・小椋沙奈が18年前の“女子高生両親殺害事件”をモチーフにした小説の企画を、桐谷演じる編集者・橋本涼に持ち込んだことで、やがて登場人物たちが抱える嫉妬、劣等感、孤独、過去など“黒い感情”の正体と事件の真実が明らかになっていくというダーク・ミステリーだ。橋本は“女子校生両親殺害事件”の主犯格とされる死刑囚・大渕秀行を演じている。
橋本にオファーが来たのはクランクインの約1カ月前だったといい、マネジャーから「死刑囚役、痩せて下さい」と言われ、減量に臨んだという。最終的に1カ月半ほどで13kg落としたことを明かし、「すごく大変でした」と振り返った。
「昨年9月には橋本が激ヤセしていることがファンの間で話題にもなり、ネットニュースにも取り上げられましたが、真相はこのドラマのためだったようです」(芸能記者)
そんな“タネ明かし”ではあったが、1カ月での13キロ減ということに、ファンからは、その急速大幅減量を果たした努力への称賛よりも、もともと太っていない人がやることの肉体とメンタル双方への悪影響を心配する声のほうが目立ってしまっている。
「米俳優のロバート・デ・ニーロが有名ですが、俳優が役のイメージに合わせて体重をコントロールすることは日本でもたびたび聞かれます。有名なところでは鈴木亮平が2015年のドラマ『天皇の料理番』(TBS系)で病弱な役柄を演じるために、半年かけて20kg落としました。草彅剛は03年の主演ドラマ『僕の生きる道』(フジテレビ系)で余命1年の役を演じるため話数が進むごとに減量。最終的に9kg落としました。どちらも最後のほうでは頬骨や肋骨が浮き出すほどで痛々しさが伝わってきました。それらと比較しても1カ月13キロ減というのは段違いに速いペースです。実は、橋本は22年にも舞台の役作りで、今回とほぼ同じ期間で同量の減量を行っています。ファンが心配するのも無理はないでしょう」(前出・芸能記者)
ともあれ、過酷な減量で挑んだ役作りの結実と、健康面で不安が残らないことを祈りたい。
(柏原廉)