バラエティ番組での器用な立ち回りは日々の「チューニング」の成果か…。2月27日に放送された「さしフワご相談ナイト」(フジテレビ系)に出演したタレント・若槻千夏が、同番組MCの指原莉乃も脱帽する驚きのエゴサーチ分析術を紹介している。
お笑い芸人・やす子が過去にエゴサーチをした結果、SNSに「やす子の声がうるさいから見るのやめた」との投稿があり、ショックを受けたとの話題から、話題は“エゴサをするべきかどうか”へ。“エゴサをめっちゃする派”の若槻は「『エゴサしないんです』って言う人もいるけど、私はしたほうがいいと思う」と切り出し、「世の中とのチューニングみたいなもんだから」と表現。何でも、たとえ批判めいた書き込みが「1つや2つ」だけだったとしても、「そういう声も大切じゃん。好き嫌いだけで言う人とかじゃなくて、本当に細かく(的確なことを)つぶやく人って、たまにいるじゃん」と、自分と世間とのズレを確認する上で参考になる声もあるという。
そんな若槻のエゴサスタイル、さらにスゴイのは書き込まれた“世間の声”を自身の出演した番組ごとに分けていくという点だ。若槻はやす子にこう呼びかけた。
「“声がうるさい”と言われた番組を1回書き出してください。全部の番組で言われてないんです、やす子ちゃんは。(番組ごとにそれぞれの)見ている層があって、つぶやく層がいて。私も声が特徴的でうるさいんだけど、復帰してから頑張った時に『うるさい』とか『しゃしゃるな』って声がすごくあったんだけど、何の番組で1番多かったのかを書き出したら、だいたいMCがこの人の時、とかあった」
つまり、自身の芸風を全て見直すのではなく、番組によって調整すればいいと助言したのだった。
「2015年から芸能活動を再開した若槻は、“エゴサのおかげで今がある”とも語り、約10年のブランクを感じさせないほどスムーズにバラエティタレントに復活。指原は一連の独特なエゴサ方法を聞き、『今、女タレント全員震え上がってるよ。こんな人がいたら戦えないよ』と仰天。視聴者からも若槻の勉強熱心な姿勢を讃えて『物凄い努力家』『やはりテレビでよく見かける人には、そうなる理由があるんだね』『もはや市場調査レベル』といった声がネット上に続出していましたね」(テレビ誌ライター)
23年度のテレビ出演ランキングでは女性部門の12位。実に306回と大活躍している背景には、熱心かつ巧みな分析があったようだ。
(木村慎吾)