3月8日に伝えられた、あまりに突然で衝撃的な鳥山明さんの訃報に、ワイドショーは週をまたいで特集を組んでいる。ネット上はお悔やみの言葉であふれている。急性硬膜下血腫で3月1日に死去。68歳だった。
1978年に「週刊少年ジャンプ」で読み切り作品「ワンダーアイランド」でデビュー。80年に「Dr.スランプ」が、連載開始され、81年にはアニメ化され大人気に。84年に同誌で連載が開始された「DRAGON BALL」は、86年から97年までテレビアニメシリーズで放送されたが、平均視聴率は実に20%をキープする大人気作品となった。
また、日本製コンピュータRPGの金字塔「ドラクエ」こと「ドラゴンクエスト」シリーズは、第1作から登場するキャラクターからモンスターまでのデザインを担当。ネット上には「ドラゴンボールを超える漫画も、ドラクエを超えるゲームもこの先出てこないと思う!」と嘆き悲しむ声が噴出している。
「今や、日本人で鳥山さんの名前を知らない人はほぼいないんじゃないでしょうか。『Dr.スランプ』と『DRAGON BALL』を漫画で読んだことがない人はいても、アニメを1度も目にしたことがない人がいるとは考えにくいほどです。『ドラクエ』でRPGのおもしろさにハマッた人も多いことでしょう。現在『ドラクエ』は第12作が制作途中で、シリーズが今後どうなるのかも気になるところです」(女性誌記者)
今秋、完全新作アニメ「ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)」がスタート予定のはずだが、こちらもどうなるのか気になって仕方がない。9日にはこちらも人気アニメ漫画「ちびまる子ちゃん」でまる子の声を務めていた声優のTARAKOさんも3月4日に急逝していたことが報じられ、日本のアニメ界にまつわる2人の大物の訃報に、追悼の声はしばらく収まらない様子である。