みなさんは「ふるさと納税」という制度を利用したことはありますか?
これは、特定の自治体に寄付することで、寄付した額のほぼ全額が税額控除される個人住民税の制度。この制度を利用することで、自治体から納税のお礼として地元の特産品などがもらえたりすることから、昨今注目を集めているんです。
そんななか「くらしとお金」の相談サイト「Sodan」が、「ふるさと納税」を利用したことがある会員たちを対象にアンケートを実施。そのナマの声を集めたというのでここに紹介してみましょう。
まず気になるのが、自治体からのお礼の品ですよね。この制度を実施している多くの自治体が、地元の農作物などをお礼の品として送っていますが、なかには宿泊券やお食事券などもあったりします。
とはいえ、利用者の人気はやはり牛肉やお米、海産物などの食料品。「受け取ったお礼はどのようなものでしたか?」という質問でも、2人に1人が「肉」と答え第1位に、続いて「米・パン」は3人に1人が受け取っているようです。また、他にも地元特産のお酒などもあり、日本酒好きにはたまらない一品といえそうです。
一方で、ふるさと納税を利用して困ったことについて聞いてみると、「お礼の品がいつ届くかわからない」「全額控除される自分の限度額がわからない」「クレジットカードが使えない自治体がある」「確定申告を行う必要がある」といった制度そのものに何らかの改善を要望する声が多いようです。ちなみにうれしい困り事として、「お礼の品が多すぎて、選ぶのに時間がかかる」なんて感想もあがっていたようです。
とはいえ、「ふるさと納税」利用者のトータルな満足度は高く、再び利用したいという意見が多いよう。制度を実施している自治体は結構多いので、ネットなどで調べてみてはいかがでしょうか?