今季のSPの楽曲にプリンスのロックナンバー「レッツ・ゴー・クレイジー」を選んでいるフィギュアスケートの羽生結弦選手。難易度の高い演技構成要素とケガからの復帰による練習時間の少なさからか、カナダ大会ではいつもの楽曲との一体感がいまひとつだったものの、NHK杯では羽生本来の力を発揮し、プリンスワールドの完成へまた一歩近づいたようだ。その証拠ともいえる1つの現象がある。
「羽生選手がSPで滑っている『レッツ・ゴー・クレイジー』が収録されたプリンスの10年ぶりベスト盤『4EVER』が11月25日に発売されたのですが、それが予想を上回るスピードで売れているそうです」(芸能ライター)
発売後、数日で1万5000枚を売上げ、海外ミュージシャンとしては異例の数字に、品薄状態の販売店も出始めているという。
「異例とはいえ、レコード会社もこれくらいのヒットは織り込み済みだと思いますよ。なにしろ、昨年はFSで踊った『陰陽師』のサウンドトラックがすぐにDL1位に躍り出たり、レンタル店でも軒並み貸し出し中になったりしましたからね。実際、CDには“フィギュアスケート2016ショートプログラム使用楽曲 『Let’s Go Crazy』収録!!”という赤いシールが貼られて販売されています」(前出・芸能ライター)
本業であるスケートで国民の心を奮わせるだけでなく、日本経済へも大きく貢献しているのだ。
(芝公子)