お笑いタレントで歌手、俳優としても活動するマキタスポーツが、2015年5月までレギュラー出演していた報道番組「直撃LIVE! グッディ」(フジテレビ系)で、キャスター・安藤優子が原因でクビにされたと暴露している。
マキタは3月24日放送の「ワイドナショー」(フジ系)に初登場。冒頭のトークで、番組MCの東野幸治からワイドショーのコメンテーターへの適性を聞かれると「向いてないです」と即答し、やや不機嫌な表情に。
その後、「だってぼく、以前に『グッディ』という番組でレギュラーとして出演させていただいたことがあるんです」と振り返り、当初「ぼくはあんまり向いてないので…」と断っていたものの、「『どうしても』と言われたので、あと事務所からも圧力をかけられたので、“出よう“となって出ました。でも、最終的にクビ切られたんですよ」と告白。
東野はスケジュール的な都合ではないかと尋ねたが、マキタは「違いますよ。『安藤優子さんのご機嫌のために降りてもらえませんか?』って言われたんです」と仰天暴露。誰に告げられたのかを聞かれ、「プロデューサーですよ」と返したところ、すかさず、出演者の1人である同局の佐々木恭子アナが「そんな言い方ではなかったと信じたいです」と身内をフォローした。
「安藤をめぐっては、芸人に対する対抗意識が強いのか、以前より爆笑問題(太田光、田中裕二)もたびたびラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)から怒りを爆発させていて、例えば、田中が過去、テレビ局のメイク室で隣に座っていた安藤に元気良く挨拶したのに、全くのスルーで無視されてしまったそうです。また、2011年に75歳で他界した落語家・立川談志さんが寄席で寝ていた客に激怒し『寝るんだったら家に帰って寝ろよ』と捨て台詞を吐いたとのニュースを取り上げた際も、安藤は自身の番組で、『まあ、いろいろあるでしょうけど、次からは眠くならない落語をやってください』とコメントしていたそうですが、これに談志さんを敬愛する太田は、18年7月3日の放送回で『こんなヤツがいるのかって、世の中に。ふざけるなよって思った』と憤ると、田中も改めて『それはもう、ハッキリと覚えてますよ』と脳裏から離れない言葉だったと振り返っていました」(テレビ誌ライター)
もちろん、安藤が全ての芸人との共演を“嫌っていた”というわけではなく、「グッディ」においても、カンニング竹山やサバンナ・高橋茂雄、トレンディエンジェル・斎藤司らは番組終了時までレギュラー出演していた。
マキタがいう「プロデューサー」がどのようなニュアンスで「安藤優子のご機嫌のため」と説明したのかは不明だが、いずれにせよ、渋々ながら出演を決めたマキタにとっては、さぞ不愉快な出来事だったことだろう。
(木村慎吾)