今、「旦那の月収が15万円」という1人の主婦のYouTubeチャンネルが注目を集めている。
チャンネル名は「よめ子」。2019年の9月から動画投稿をスタートした専業主婦で、当初は1カ月の食費を1万5000円と決め、節約レシピを公開し人気を集めていた。
しかし、そんなよめ子さんの料理動画が一気に方向転換したのは2020年8月。なんと彼女は、素人ながらに築45年の中古住宅の床や壁を解体し、見事に家のDIYを完成させたのだ。プロのレベルに達する技術の高さに視聴者からは、「節約レシピを見ていたはずが、いつのまに家まで作ってる」「よめこさんって一体何者?」「完全に職人のやっている工程」と、驚きの声が上がっている。
彼女はいったい何者なのか。
「壁の解体など、もはやDIYの領域を超えたプロのワザにあっけにとられた視聴者も多かったようですが、これだけでは終わらなかったんです。2021年8月の動画では、約5000円の予算で、壊れたiPadを解体してiMacに作り変えてみたり、自宅のドアにスマートロックをつけたいという夫の願いを叶えるために割り箸やガムテープを使って自作でオートロックを作ることに成功したりと、天才的と言える動画を投稿し続けています」(YouTubeライター)
そんなよめ子さんだが、3月9日に投稿された動画のサムネイルには、なんと150万円を超えるであろうエルメスの高級バッグ・バーキンのようにも見えるバッグが映し出されていた。
現在、チャンネル登録者数は60万人を超え、動画の総再生数は7500万回を達成したことで、収入も増え自分へのご褒美に高級バッグを購入したのかと思いきや…。
「なんとよめ子さん、このバッグも自身で手作りしたのだそうです。動画では、丁寧に型を取り皮を縫い合わせ、バッグを完成させていく工程を見ることができます。動画の最後に登場したバッグは、本物と見分けがつかないほどのクオリティーとまではいきませんが、スカーフを巻くとそれらしく見えてしまうから不思議です。ちなみに材料費は本物の100分の1以下の金額の1万1600円だったそうです。さらに別の動画では、自身で漫画本を出版したり、食洗機やカメラまでも自作する多才ぶりを見せています」(前出・YouTubeライター)
節約レシピを動画で紹介するYouTuberはありふれているが、家や家電まで自作してしまうのは、後にも先にも彼女しか現れないであろう。
(佐藤ちひろ)