4月6日16時過ぎの東京・港区の赤坂サカスに、明らかにタダ者ではないオシャレな色合いの服装で、伏し目がちに松葉杖をつく男が1人。特徴的なロン毛とスーツの組み合わせで丸わかりのトム・ブラウンの布川ひろきである。芸能ライターが解説する。
「バラエティー番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の収録で左足人さし指を骨折しました。遡ること3日に収録された水ダウの『タッグ相撲』なる企画で2対2の相撲をとっている最中に土俵上で倒れて、痛みを訴えたようです。局の発表によると、全治1カ月で、5月中に放送予定だった『タッグ相撲』の放送については、現在は検討中とのことですが…」
この日は、「オールスター感謝祭‘24春」に出場するためにTBS入りした布川。どんよりとした表情で、うつむきながら社屋に向けて歩を進めていたが、途中でスタッフらしき男性陣に出会うなりニッコリと笑顔も見せた。社屋前で出演者の出待ちをしているギャラリーに写真撮影を求められて快く応じる場面もあった。
「今回の収録にはスポーツトレーナーが立ち会っていたといいますが、TBSの安全管理には業界内でも不安が広がっています。昨年秋のドラマ『マイ・セカンド・アオハル』の撮影中に高さ90㎝の台にセットしていたカメラが三脚ごと倒れて女優の飯沼愛が負傷して頭部と肩の打撲と診断されています。2022年にもバラエティー番組『オオカミ少年』の収録で落とし穴に落下したタレントの松本伊代が全治3カ月程度の頸椎の圧迫骨折している。トップから経費削減の号令が出ているだけに人件費や弁当代など削れるところを削っているしわ寄せが出ているんじゃないでしょうか。建設業界では『安全はお金で買うもの』という認識が浸透していますが、テレビ業界に根付いているとは思えません。いずれにしても、今回の事故を重く受け止めているのかどうかも怪しいと思わざるを得ません」(前出・芸能ライター)
テレビ制作の現場は多忙極まりないだけに危険と隣り合わせ。工事現場さながらに「ご安全に!」を撮影クルー同士で唱和してほしいほど…。