タレント・上沼恵美子が裁判を理由に芸能活動を休止しているダウンタウン・松本人志に対し、舞台に立つことを推奨している。
松本は現在、名誉毀損で週刊文春側を訴えた裁判の最中だが、第1回口頭弁論の直前には自身のXで「人を笑わせることを志してきました。たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです。ダウンタウン松本人志」と、思いを綴っていた。
松本は1月9日、吉本興業を通して、裁判との同時並行では仕事に「全力を傾けることができない」として、活動休止の判断に至ったと報告していたが、4月7日放送の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)では、講談社元編集長・藤谷英志氏が「今のままだとなかなか復帰できない。YouTubeやライブなどは自由にやればいいと思うが、ご自分が裁判に注力するために芸能活動を休止すると最初におっしゃった言葉に縛られている」と指摘した。
すると上沼は「ライブはいいんじゃない? やっても」と、テレビではなく舞台での活動を提案。本村健太郎弁護士から、裁判の進行状況をファンに報告することは何ら問題がないと説明されると、我が意を得たりと「じゃあ、松本さーん! ライブやりましょうよ! 私、花束持っていくわ!」と笑顔で松本に呼びかけたのだ。
“女性上納”報道が出た当初は「吐きそうになった」「あなたは超一流なのに遊び方は三流以下」などと愛のムチをふるっていた上沼だが、今回は松本の復帰プランを提案できたことで「良い番組やね」と自画自賛だった。
「裁判に注力するために活動休止したというものの、3月28日の口頭弁論に松本の姿はなく、本村弁護士によれば本人が出廷をするのは来年の前半ぐらいになるとのこと。もちろん、それまでに周到な準備が必要でしょうが、裁判の頻度を考えても芸能活動にさほど支障があるとは思えず、とりわけ劇場のライブであれば影響は限定的で実現は難しくはないはず。今回の上沼の呼びかけについては『YouTubeなら見たい人だけが見れるし、文句があるなら見なきゃいい』『誰も松本さんに“お笑いをするな”とは言ってないですから』『ライブの方がファンの応援や愛を間近で感じられますよ』と期待する人が多いようです」(エンタメ誌ライター)
お笑いがしたいのならテレビでなくてもいい、というのは一理ある。
(木村慎吾)