4月1日にスタートしたNHK朝ドラ「虎に翼」の4月10~12日放送分に出演した、お笑いコンビ・シソンヌのじろうと長谷川忍。お笑いコンビの片方だけがドラマ出演することはよくあることだが、コンビが2人そろって同じドラマ、同じシーンで共演することはあまり多くない。
2人が出演したのは夫の暴力を原因とした離婚係争中の夫婦の妻・峰子(安川まり)が、形見の着物を返してほしいと夫の東田甚太(遠藤雄弥)を訴えた裁判シーン。じろうが演じたのは妻側の弁護士、長谷川が演じたのは夫側の弁護士で、2人とも立派な法服姿を披露した。当初は妻側が敗訴するのではないかと見られていたが、結果は妻が勝訴。
その瞬間、じろうは喜びのあまり天を仰いで泣き声をあげ、長谷川は驚いた表情で周囲を見回したのだった。
「対立する弁護士役にシソンヌを起用したことで、裁判の勝敗がよりわかりやすくなったのではないでしょうか。そのうち、じろうが準レギュラー、内村光良がレギュラーで出演しているNHKのコント番組『LIFE~人生に捧げるコント~』で、今回の裁判シーンはネタにされるんじゃないかと思いましたよ。また、今回のようなシーンに例えば、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅、鈴木拓や、お笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤、原田泰造、堀内健などが出演したら、かなりの相乗効果を生み出してくれそうですね」(テレビ誌ライター)
これがNHK朝ドラ初出演となった長谷川。長谷川自身もじろうも、そろって出演にあたって、“長谷川の母親の喜ぶ顔が浮かんだ”とのコメントを寄せていたが、次に母親を喜ばせることができる“芸人俳優”は誰になるだろうか。