石原さとみが主演を務めるドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)が、高評価だ。3年ぶりの連続ドラ復帰にして、初の検事役を担当し迫真の演技を披露。視聴率は初回の世帯平均が7.9%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)。その後、連続して下がっているが、見逃し配信サービスTverでのお気に入り登録数が100万人目前となり、今期の春ドラマでは断トツで高い数値を獲得している。
「脚本は、ドラマ『Dr.コトー診療所シリーズ』(フジテレビ系)などを手掛けてきた吉田紀子氏。『Destiny』も、完全オリジナルのサスペンスラブストーリーとして執筆しており、近年のドラマでトレンドになっている複雑な伏線もうまく取り入れ、Tverで人気なんです。石原の鬼気迫る演技も見応えがあり、今期春ドラマで話題のマトです」(民放関係者)
ストーリーも驚きの連続で、準主役の亀梨和也は逃亡生活を送ることになるなど、ラブストーリーよりサスペンス要素が強いドラマになっている。一方、主要キャストだったはずの田中みな実は、第1話であっけなく「交通事故」で死亡。回想シーンでは登場することがあるが、早々にドラマから存在が消えた。この、田中の早すぎる離脱に、テレビ業界ではある怪情報が出回っているという。
「田中が演じている『及川カオリ』は、初回で中心的人物として描かれていました。亀梨演じる『野木真樹』に片思いし、メンタルを崩していくカオリの様子が本当のカップルの修羅場を見ているようだと放送中からSNSで盛り上がっていました。それなのに、あっけなく死亡してしまったので、一部では今年元日に亀梨さんとの熱愛が報じられたせいで出演を減らされたのでは?との怪情報まで流れているんです。カオリの死の真相を究明するのもドラマの重要な要素になっているので回想シーンではたびたび登場しますが、4月23日に放送された第3話に田中はほとんど出ませんでした。最初からカオリが死亡することは決まっていたようですが、亀梨が田中との共演シーンを嫌がったからだという噂まであるんです」(前出・民放関係者)
実際、田中と亀梨が演じている役柄は、熱愛報道があった2人にはかなり生々しいもの。SNSでも「視聴者集中できないじゃん」、「生々しいのが気持ち悪い」などのコメントが書き込まれていた。やはり、田中は亀梨との熱愛のせいで出番が少なくなったのか。 民放キー局の編成担当が裏側を明かしてくれた。
「初回は熱愛報道よりも前に撮影されているようですし、もちろんカオリは田中と亀梨の熱愛報道のせいで死亡する設定になったわけではないと思います。ただ、2人の熱愛が亀梨ファンからSNSなどで快く思われていないのも事実で、回想シーンが大幅に削られる脚本になったらしいとも…。田中と違い、アイドルとしても活動している亀梨には、デメリットしかないですからね。今後、ドラマではカオリの死因がキーワードになってきますが、田中をあまり回想シーンでも出演させないようにするのは演出で何とでもなります。田中は、せっかく話題のドラマに出演したのに、熱愛報道が先に出たことで出番が少なくなることになりそうです」
4月30日に放送予定の第4話では、ようやく田中も回想シーンながら出番が増えそうだが、熱愛報道がなかったらもっと出演シーンが多かったのかもしれない。
(渡邊伸明)