石原さとみが主演を務めた「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)が12月7日に最終回を迎え、平均視聴率12.3%をマーク。放送前には校閲部が舞台で大丈夫かと心配の声もあったが、2桁視聴率という実績でその声を吹き飛ばす形となった。この好成績が、吉高由里子を窮地に追い込みかねないというのである。テレビ誌のライターはこう語る。
「日テレの水曜22時枠ではヒット作が続いています。この3年間は視聴率が軒並み10%を超えており、唯一の2桁割れとなった堀北真希主演の『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(今年1月期)でも9.6%。しかも下馬評の低かった『校閲ガール』も石原の活躍で成功したことから、次回作の『東京タラレバ娘』で主演を務める吉高には相当なプレッシャーがかかっていることでしょう」
その「東京タラレバ娘」は人気マンガを原作としているものの、原作ファンからは「吉高起用には大反対!」との声も多く、原作人気を当てにするのは難しそうだ。ただ、共演者には榮倉奈々と大島優子という人気女優に加え、女性人気の高いイケメン俳優の坂口健太郎も出演するなど布陣は強力。これなら10%は楽々クリアできそうに思えるが、テレビ誌のライターは渋い顔を見せる。
「女優では結婚を機に人気が急落するケースが多く、8月に結婚したばかりの榮倉には期待できません。また大島も15年に初主演したドラマ『ヤメゴク』(TBS系)が平均6.5%と撃沈し、数字を持っていないと評判です。さらに女性陣との絡みも多いモデル役の坂口も、高畑充希との交際報道で世間をにぎわせたばかり。どうにもいわくつきのキャストぞろいで、視聴率も迷走しそうです」
同ライターの見立てによると、原作ファンが内容を吟味する第1話が試金石になるとか。ここで「原作同様に面白い」となれば、成功は約束されたも同然というわけだ。ともあれ、視聴率が低迷した場合は主演の責任とされがち。吉高も第一話が終わるまで気が気ではなさそうだ。
(白根麻子)