リリース前からデビューCD「《A》BEGINNING」のミュージックビデオの再生回数が400万回を突破したAぇ! Group。大バズリの新人グループになることが確定的だが、このMVは屋内と屋外で撮影され、ダンスシーンと演奏シーンもあって見どころ満載。グローバルに視聴されることを視野に入れた構成となっている。
屋内の撮影場所は、同じ事務所の先輩グループの大半がこれまでに単独コンサートを開いてきたサンドーム福井。会場使用料66万円とエアコン代6万70円は、グループ最年少の佐野晶哉が負担した。佐野は2022年1月に放送された「生放送で満点出せるか100点カラオケ音楽祭」(TBS系)に出演した際、先輩のSUPER EIGHT(当時は関ジャニ∞)のヒットナンバー「友よ」を歌唱して100点を叩きだして、賞金100万円を獲得。その使い道として、「グループのMVがないので、優勝して作りたい」と口にしていた夢をかなえた格好だ。旧ジャニーズ時代から取材しているベテラン芸能記者はいう。
「佐野さんは関西ジャニーズJr.(現ジュニア)時代からあらゆる企画で優勝して、“賞金王”を名乗っています。この2年ほどで、太鼓企画で10万円を1回、100万円を2回、カラオケ企画で100万円を3回。デビュー前から510万円も荒稼ぎしていたのです」
昨年11月に放映された「千鳥の鬼レンチャン」(フジテレビ系)のSPでも、その強運を示すようにパーフェクトを達成。人気曲のサビを一音も外すことなく10曲歌い切れたら、「鬼レンチャン」(パーフェクト)となる高難易度の番組だが、ソロのクリアは番組史上初の快挙だった。同年7月には、先輩のWEST.の神山智洋と濵田崇裕がタッグでクリアしていた。
佐野は音楽エリートなのが、賞金ハンターになれた理由だと前出・ベテラン芸能記者がこう続ける。
「中学校で吹奏楽、高校で声楽を学んで、大学は芸能活動と並行させるために音楽系のあえて短大を選びました。そこでは、作曲を学んでいます。小さいころに劇団四季の『ライオンキング』、『サウンド・オブ・ミュージック』へ出演しており、舞台度胸がついています。音楽を独学ではなく学校で会得してきたので、筋金入りなんです」
24年のブレイクアイドルグループとなること間違いなしのAぇ! Group。佐野はさらにエエ額の賞金を手に入れていくか!?
(北村ともこ)