12月7日放送「2016FNS歌謡祭第1夜」(フジテレビ系)で薬師丸ひろ子と往年の名曲「セーラー服と機関銃」を一緒に歌った橋本環奈。2人とも同名映画で主演を務め、81年11月には薬師丸が、今年2月には橋本が同曲シングルをリリースしているため、歌い始めのイントロでは「新旧女優の歌声をお聞きください」と紹介された。
「薬師丸は10年から歌手活動に力を入れ、今年9月には初の野外コンサートを春日大社で開催して大成功を収めています。10代の頃よりも伸びのある澄んだ高音には磨きがかかったと言っていいでしょう。そんな薬師丸と一緒にアイドル歌手の橋本を組ませるのはあまりに無謀だと思っていましたが、2人が歌い始めて驚きました。橋本が薬師丸の声に厚みをもたせるかのようにサブに回っていましたからね。特にサビのパートで主旋律の下の音を取るハモりが実に美しかった。主旋律より難しい音数の多いハモりをていねいに歌っている姿は、実に健気で胸を打たれました。練習に練習を重ねてきたことが聞き手にわかるとしらけてしまう場合もありますが、橋本の場合はこれが功を奏したと思います」(音楽プロデューサー)
歌唱力が見直された橋本。来年公開の映画「ハルチカ」や「銀魂」で演技力が見直されれば怖いものなしといったところか。