恋の始まり――出会いをつかんで相手と親しくなるまでの過程って、普段以上にコミュニケーション力が必要ですよね。とはいえ、お互いを知り尽くした友だちとの会話や態度と同じようでは、つかめる恋も逃してしまいます。そんな、恋のタイミングを逃してしまう言動を紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
■学歴や家柄の話ばかりする
初対面で「どこの大学?」「出身はどこ?」などは定番の会話ですが、相手が話したがらないときは注意が必要です。学生時代や故郷の話はまだあまり話したくないかもしれません。そんなときは話題を変えてみて。相手が話さないのに自分の学歴や家柄の話ばかりしていると、なかなか関係が深まりませんよ。まずは空気を読む力を。
■飲食店や料理にダメ出しする
飲食店や好きな食べ物の話では、基本的には悪口は言わないこと。たとえ相手が「あのラーメン屋は味が濃いんだよね」「接客が……」などと話し、それに共感したとしても軽くうなずいて違う話題に進みましょう。あなたが話し過ぎると、相手は自分が言い出しっぺと言うことも忘れて「あなたが悪口を言っていた」という印象だけが残ります。“悪口オンナ”と思われないようにね。
■前フリもなく下の名前で呼ぶ
最近、出会ってすぐに下の名前で呼ぶ人が多いですね。これ、出会う場所によっては結構失礼なことになるんです。いくら親しみを込めたいと思っていても、まずはその出会った場の空気を読むこと。下の名前で呼びたかったら、「〇〇さんとお呼びしてもいいですか?」とか「普段はなんて呼ばれることが多いですか?」などと尋ねてみることです。
■両親など親族のことを深掘りする
お互いに自分の深い話をすると親しくなれるもの。これを「自己開示」の法則といいますが、それにも程度がありますよね。出会っていきなり親御さんの話をするのは“天然”過ぎます。もちろん、話の流れで家族の話にでもなったならOKですが、あまり自分から根掘り葉掘り聞くとびっくりされますよ。ふたりの“距離感”を考えながら会話をしましょう。
■無理やりお酒やおつまみを「どうぞ」と勧める
パーティーや交流会では、グラスの空きを見て「おかわりは?」と尋ねるなど、ときどきとても世話上手な女性がいますね。その優しさは素晴らしいですが、おつまみを取り分けたり、お酒を勝手にオーダーして「どうぞ、どうぞ」と勧めまくったりするのはどうでしょう? 食べたくなくて飲みたくないのかもしれません。「どうぞどうぞ」はほどほどに、です。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。