「あの半沢直樹を演じているのは劇団ひとりではないか?」
そんな声がネット上に視聴者から出たのは、5月4日に放送された今田美桜主演ドラマ「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系)第4話放送直後の「次回予告」だった。予想は大当たりで翌週の5月11日放送の第5話に登場した「半沢直樹」を、劇団ひとりが演じていたため、ネット上には様々な声が飛び交っているようだ。
このドラマの原作者は言わずと知れた池井戸潤氏。「花咲舞」シリーズに池井戸氏の別作品の人気キャラである「半沢直樹」が登場するとアナウンスされてから、「半沢直樹は誰が演じるのか」と予想する声がネット上に続出。2013年から放送された大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)シリーズでは半沢を堺雅人が演じていたが、“まさか堺が「花咲舞が―」に半沢として登場することはないだろう、ならば誰が演じるのだろうか”とネット上でも議論されていたが、フタを開けてみれば、芸人でもあり役者でもあるひとりに白羽の矢が立ったのだった。
「この結果に『役者オンリーでやってる誰かが半沢を演じるのは厳しいけど、芸人以外にも役者もやってるひとりが演じるなら納得できる』『半沢直樹=堺雅人みたいなイメージができあがってる人がほとんどだと思うから、別の役者さんにはオファーできないよね。ひとりは妥当なキャスティングだと思う』と、肯定的な意見が出た一方、真逆の意見もありました。いわく、『このドラマのCMに堺雅人が出てきたからさらに違和感深まった。なんで劇団ひとりが半沢直樹なんだよ』『今後もひとりが半沢直樹として登場するのかな。堺雅人の半沢を見慣れてるからひとりの半沢が不遜に見える』といったものです。ただ、こうして両極の意見が出るということも、それだけ注目されて、ドラマに視聴者を向けさせる効果のほうが大きいのではないでしょうか」(女性誌記者)
中には「批判されるとわかっていてこのオファーを受けたひとりは偉い」という声もあるようだから、ひとりには前向きでいてほしい。